「2019年ボスキャリレポート!」|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第30回】
ボスキャリって実際どうなの?
1.事前準備で結果が9割決まる
ボスキャリが昨年の参加者に実施したアンケートによると、ボスキャリで1社とも面接ができなかった人がなんと全体の37.5%もいるそう。実際、各社のブースでは「説明会参加は事前申込者のみ」の掲示や、1日目の昼頃には当日分の説明会参加が定員に達し、締め切っている企業もあり、人気企業の場合は説明すら聞くことができません。ボスキャリ開催期間中に書類選考→1次面接→2次面接→最終面接まで行う企業もあり、面接対策も事前に行っておく必要があります。
2.日英バイリンガルのためのキャリアフォーラムなので、英語力に自信がないとやっぱり厳しい
ボスキャリでは説明会・面接すべて英語で実施している企業も多数。学生も英語で質問することが多いため、英語に自信がないと気持ちで負けてしまうこともあります。せっかく参加してもただ説明を聞いて終わりはもったいない。英語で質問をできるくらいまでは英語力を鍛えておきましょう!
3.参加者の大多数が【内定獲得】を目的としている
昨年の参加者で内定を獲得した人の半数近くが内定を辞退しているという事実。ボスキャリ終了直後から、「ボスキャリで内定をもらったが、やりたいこと、目指していたことと違って悩んでいる」とのご相談が跡を絶ちません。内定獲得を目的とせず、しっかりとキャリア計画を立ててから参加しましょう。
今回私がボスキャリに参加して見えてきたのは、「就活生の意識格差」でした。ボスキャリで本当に行きたい企業から内定をもらっている人は最低でも半年前から準備をすすめていました。なんとなくの参加はただのボストン旅行になること間違いなし。お金も時間もかけて参加するのだから、しっかりと準備をして挑みましょう。
帰国キャリアドットコム
篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。