チューリップ・フェスティバル|CANADA発 近鉄ツアープランナーのここだけの話 その66

サマータイムも始まり、そろそろカナダにも春がやってきます!あたたかくなるに連れて草木・草花が芽吹いてきます。日本でも春は梅の花から始まり、桜が咲いて、林檎の花が咲いて…。たくさんありますが、チューリップもそのうちのひとつですよね。独特なお花のかたちで、とても可愛らしいチューリップ。しかしそんなチューリップの花言葉、皆さんご存知ですか?西洋では「Perfect Lover、Fame」 、日本では「おもいやり」です(どちらも色によって、違った花言葉があるようです)。

名前を問われて答えられない人はいないのではないかと思うほど、お花として老若男女問わず親しまれているチューリップ。本場オランダに足を運んで楽しんでみたいものですが…そう、とても遠いですよね~。しかし!オランダまで行かずとも、ここカナダで素敵なチューリップを楽しめるところがあるのです!ご存知の方も多いと思いますが来月5月11日〜21日、カナダの首都オタワにて毎年恒例のチューリップ・フェスティバルが開催されます。

どうしてオタワでチューリップ?と思う方が多いと思うので、少しだけご紹介します。第二次世界大戦中の1943年、オランダのユリアナ王女はナチスに占領されていた母国から逃れイギリス領のカナダに身を寄せていました。オタワご滞在中に三女のマルフリーテ王女をご出産される事になったのですが、オランダには当時「王位継承者はオランダで出生したものに限る」、「オランダは二重国籍禁止」という法律がありました。このままではマルフリーテ王女は王位を継承することができません。

そこでカナダ議会は、ご滞在されていた病室を一時的に「オランダ領」にするという特別法をしいて、病室にオランダ国旗を掲げました。こうして生まれてくる王女には「オランダ国籍」のみ与えられ、王位継承権も守る事ができたのです。オランダ王室はこのカナダの特別な措置に感謝しました。1945年に帰国したユリアナ王女はお礼として、10万個のチューリップの球根をオタワへ贈呈したのです(ユリアナ王女はその後1948年から1980年まで女王の座を務めました)。

こうしてオタワへやってきた、オランダのチューリップ。その後も毎年のようにオランダからチューリップの球根が贈呈され数年後、記念すべき第1回目の“CANADIAN TULIP FESTIVAL”が開かれる事となりました。期間中、オタワ市内には数100万本を超える、色とりどりのチューリップが私達を楽しませてくれます。メイン会場はThe Fairmont Chateau Laurierの裏のMajor’s Hill Park。入場は有料ですが、各国のパビリオンやクラフトショップなどの屋台があり、いろいろなエンタテイメントも楽しめます。もちろん、メイン会場のみならず、他の公園にもたくさんのチューリップが!国会議事堂・Ottawa City Hall・Lansdowne Park・Commissioners Park辺りのチューリップルート。春を体感できること、間違いなしです。

ここトロントからは週末を利用して気軽に行けるオタワ。オランダまでは少々遠いですが、チューリップの満開時に合わせ、ぜひオタワを訪れてみてはいかがでしょうか?トロントからオタワまでは約420㎞。車で4.5~5時間、VIA鉄道でも4~4.5時間です。1泊2日、春のプチ旅行はオタワで決まりですね!


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