Hot Docs映画祭 Made In Japan プレスカンファレンス [Torjaルポ]

Made In Japanと称し日本ドキュメンタリーが目玉となった今年のHot Docs映画祭
Momofukuで行われたプレスカンファレンスに潜入!!

左から天城氏・長谷川監督・富田シェフ・西原監督・合津監督

4月27日から5月7日にかけ、北米最大のドキュメンタリー映画の祭典Hot Docsが開催され、世界中から集まった選りすぐりのドキュメンタリー作品が上映された。今年はMade In Japanという日本にフォーカスを当てたカテゴリーも設けられ、テーマはアイドル文化や浮世絵、学生運動など多岐にわたった。5月3日にはニューヨーク、トロントでも有名ラーメン店であるMomofukuにてプレスカンファレンスが開催。木目調で統一された店内は多くの関係者で埋めつくされ、熱気にあふれていた。

初めにTokyo Docs実行委員会委員長の天城靱彦氏より、今回のMade In Japan開催に向けて賛辞が送られた。Tokyo Docsはドキュメンタリーの国際共同製作を支援するための国際フォーラムであり、2011年の東日本大震災を受けて設立、今年で6年目を迎える。Tokyo Docs実行委員で、山形国際ドキュメンタリー映画祭とも関わりが深い藤岡朝子氏からは、今回出展された日本作品が紹介された。作品選定にあたっては、Hot Docsプログラムディレクターのシェーン・スミス氏が来日し、製作者と実際に対面し出展作品が決められたという。

Momofuku店内は訪れた人々で満員に

みんな夢中でラーメンを食す

続いて、日本で一番行列のできるラーメン屋と言われ、RAMEN HEADSの主役となった、中華蕎麦とみ田の富田治シェフによってラーメンへのこだわりが語られた。富田シェフがラーメン屋を志したきっかけは、日本で初めてつけ麺を作った山岸一雄師匠との出会い。とみ田の特徴的な豚骨魚介のスープはこだわり抜いた材料で作られ、オリジナルブレンドの小麦による麺は、毎朝製麺されている。北米ではマナー違反と言われている麺をすする行為について質問が投げかけられると、富田シェフはこのように答えた。「日本ではすするという行為は神聖な行為。また同時にエクスタシーを感じる行為でもある。なので、皆さんも行儀が悪いとは思わず、ラーメンを食べるときには豪快にすすっていただきたいと思う。」その後会場にはインタビューブースが設けられ、それぞれの出展作品の監督たちは記者からの質問に答えた。

最後に富田シェフのラーメンが振舞われると、会場の人々は職人魂の込められたとみ田のラーメンに夢中になった。スープはこってりした中にも魚介の香りが感じられ、ゆずの香りとも相まって、濃厚だがさっぱりとした味わい。麺はしっかりとした太麺で、小麦の香りが香ばしい。スープともよく絡み、コシも抜群だった。日本でもなかなか簡単には味わうことのできない最高峰の味。食を通して日本文化に触れることで、日本発のドキュメンタリー作品への興味を深める良い機会になったのではないだろうか。

ラーメンの準備を行う富田シェフ

ラーメンの前に振る舞われたPork BunsはMomofuku人気の一品

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