トロントの本屋さん #20

こんにちは、今月のトロントの本屋さんのコーナーですが、OCS JAPANESE BOOKSTOREの堀内がお届けいたします。いきなり暑くなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?この夏はトロントでも様々なイベントがあり、今年はカナダ建国150周年ということで例年よりも盛り上がるのではないでしょうか!ということで、こちらのコーナーもカナダ建国150周年に関連するようなものを紹介していきましょうか。

カナダ史

木村和男 編(山川出版社)

カナダの歴史って知っていますか?なんとなくは知っていても実際の話は知らないという人も多いと思います。イギリス人が占領したことから国が始まったとか。実はそれよりも前にフランス人が既に生活をしていて、先住民と一緒にイギリス人に占領されたとのこと。ちなみに日本人で初めてカナダへ来た移民は1870年代後半と言われています!ですので、初めての日本人がカナダにやってきたのも約140年前ということなので、日本人移民の歴史もカナダの歴史とともに作られてきたと言っても過言でないかもしれないですね。

日本人移民はこうして「カナダ人」になった
『日刊民衆』を武器とした日本人ネットワーク

田村紀雄 著(芙蓉書房出版)

ご存知の通り最初から順風満帆というわけではなく様々な苦労があったことかと思います。今では日本人街というものはありませんが、当時はバンクーバーにパウエル街と呼ばれる地域があり、しかしそれも戦争の為、解散になってしまいました。たらればの話ですが、もし今も日本人街があったらどんなものになっているのか、大変興味深いものです。

カナダに漂着した日本人
リトルトウキョウ風説書

田村紀雄 著(芙蓉書房出版)

ちなみに何かを求めてカナダにやってくるという点では、志の大きさに違いはあるとしても、今も昔も共通して言えることではないでしょうか。

「自分探し」の移民たち
カナダ・バンクーバー、さまよう日本の若者

加藤恵津子 著(彩流社)

私個人的にはトロント以外の街へ旅したことはほとんどありませんが一度は歴史を感じながら横断してみたいものです。

カナダ歴史街道をゆく

上原善広 著(文藝春秋)

こちらの書籍では、広大なカナダを、ジャーナリスト上原善広氏が一年目はプリンス・エドワード島からウィニペグまで、二年目は東端の地ニューファンドランドを起点に、鉄道でトロントからバンクーバー、さらに北上して北極圏のタクトヤクタックまで踏破しました。カナダ全土に張り巡らされた「トランス・カナダ・トレイル(TCT)」という古い街道や廃線になった線路跡などのトレイルを自転車でめぐったり、建国の礎となった大陸横断鉄道に乗って西海岸に到達し、先住民と共にユーコンで狩りをしたり、歴史をたどりつつ「今」のカナダを体感する気鋭のルポルタージュ。ということで、大変羨ましい限りです。

数少ないカナダ関連の書籍の最近の物になりますので是非チェックしてみてください。

ケベックとカナダ
地域研究の愉しみ

竹中豊 著(彩流社)

ところで、ケベック国建国1年目という日はいつか来るのでしょうか?!

ということで、また次号でお会いしましょう。
ごきげんよう!

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