オンタリオ州の保険アレコレを知ろう #5 住宅保険

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住宅保険

春も間近です。今回は住宅(戸建)Homeowner、別荘や別宅Seasonal / Secondary Residence、さらに投資目的の賃貸住宅Rented Dwelling用の保険についてお話しします。

1)補償の種類

補償対象は、敷地内の建物(住宅、ガレージなど)、個人所有の家財、災害時の仮住居費用、第三者への損害賠償と損害治療費用です。タウンハウスの場合はコンドミニアム保険と同じ扱いになり、上記から建物を除いた内容が補償対象です。

A. 物損についてNamed Perilタイプを選んだ場合、保険約款記載の災害のみ補償されます。一方、Comprehensiveタイプでは、保険約款で除外している災害を除く幅広い災害が補償されます。洪水によるベースメントの被害や、下水のつまりなどは特約です。

補償の方法は、ダメージを受けたものを現在の価値で置き換えるReplacement Costと、減価償却を引いた時価が支払われるActual Cash Valueがあります。

B. 賠償責任補償は一般的には100万ドル補償ですが、個人資産が多い場合は補償を200万ドル以上に増やす、あるいはアンブレラ個人賠償責任保険に加入することをお勧めします。北米は訴訟社会です。水漏れ事故、スポーツ事故、旅先での事故などで賠償責任を問われることが頻繁にあります。自分の資産を訴訟から守るのが賠償責任補償です。
この補償には弁護士費用が原則的に含まれています。

2)家のメンテナンスと保険料

築年数の浅い建物のほうが、一般的に保険料が低くなります。 築年数の古い家の場合は、 電気配線、上下水管、屋根、暖房装置などが過去20年以内に更新されていることが保険加入及び更新条件になることがあります。

割引条件を満たすことが保険料の節約になります。警備会社と契約して24時間監視の火災センサーや空き巣センサーを設置、自動車保険と同じ保険会社に加入、自宅の保険を別荘や賃貸物件と同じ保険会社に加入するといった割引が一般的です。また、Backwater ValveやSump Pumpといった下水逆流を防止する装置を設置すると、地域によっては市から助成金をもらえることがあります。

3)水害について

住宅保険で補償される水害には、制約があります。例えば、ベースメントの窓から雨水が浸入してベースメントが水浸しになった、雨で敷地内の下水管がつまって下水が家に逆流したといったケースは通常、補償に含まれていません。こうした水害を補償するには特約補償に申し込む必要があります。保険会社によって特約補償の内容が異なるので、詳しくは保険エージェントに相談して下さい。

4)こんなときは保険会社へ連絡を

自宅の一部をビジネスとして使用することになったときは、保険会社へその旨を必ず通知します。住居として保険に加入しているためです。通知しないで損失が発生した場合、保険金が下りないということになりかねません。追加保険料を支払うことにより、自宅の保険に、ビジネスに関わる損害賠償や用品、ビジネス中断補償などを追加することができます。業種や業態によっては、商業用保険に加入します。ビジネス使用のほか、自宅の一部を人に貸すことになった、リノベーションを行う、長期留守にするときなどは保険代理店あるいは保険会社に通知します。

5)別荘・別宅
Seasonal / Secondary Residence

日常住んでいる自宅の住宅保険に追加することができます。Named Perils、つまり火災など補償対象が限定されます。

6)投資目的の賃貸物件

自宅の保険に追加できることが一般的ですが、追加できない場合もあります。例えば、12ヵ月のリース契約ではなく、Airbnbなどを利用した短期賃貸の場合、本宅の保険に追加することはできません。本宅の保険とは別の保険に加入することになります。投資物件から離れて住んでいる場合は、見回りの頻度など、保険加入に制約が課される場合があります。なお、投資者(大家)が加入しているRented Dwelling Insuranceでは、賃借人(テナント)の家財は補償されません。

保険エージェントに相談

家という大事な財産を守るためには、間違いのない保険選びが必要です。複数の保険会社との契約がある信頼のおける保険代理店に相談しましょう。