白ふくろうのネタ探し #1 トロントで銃犯罪が急増?

第1回 トロントで銃犯罪が急増?

はじめまして、トロントに住み着いている白ふくろうです。
縁あって、コラムを書かせてもらう(書かされる?)ことになりました。もともと、目立つことが嫌いで(家族、友人は信じてくれませんが…)、2009年来、巣に籠ってひっそりとブログを書いていました(目立つことが嫌いなやつはブログなど書かない?)。ところが最近、どうも面割れしているようで、ついに編集長に見つかってしまいました!!!トロントやカナダの社会問題に切り込んで欲しいと言われましたが、まあのんびりとフクロウの眼で見たこと、感じたことを書いていきますので、お付き合いください。

え? なぜ名前が白ふくろうかですか?逆に、切り込まれてしまいましたね。

実は引き受けてから、一応考えたんですわ。本名?ブログ名?でもせっかくの機会ですので別の名前がいいなと思い、無い知恵を絞っていたら、あるTV番組でふくろうの特集をやっていて、これだ!と思い、“白ふくろう”としました。白ふくろうって知っていますか?Snowy Owlと言って北極圏に住むふくろうで名前の通り真っ白。獲物を捕るために、1回転する首(実際には左右270度しか回らないそうですが)と遠近感が優れている眼、レーダーのような耳を持っています。カナダの国鳥選出ではルーン(まさかこれは知っていますよね…)に次いで2番目となった人気の鳥です。自分もその能力にあやかって、エサならぬ、トロントやカナダの社会の話題を探したいと思います。

実は他にも理由があるのです! 最近、鏡に映る自分の姿を遠目に見て、思わず「丸!」と叫んでしまうほど、体形もふくろうのようになり、髪にも白いものが増えてきたことから、ふくろうのじいさまの風格が出てきたかなあと勝手に満足しており、これに決めたという次第です。

それでは、最初の話題を。

トロントは「安全な街」と言われていますが、本当にそう思います?

住みやすい街、留学先、ワーキングホリデー先として常に上位にあるトロントですが、実は日本人が考えるほど、安全なわけではないようですよ。

2016年は、特に銃による事件が急増しています。
トロント市警察のデータによると、10月31日現、発砲事件353件となっています。2012年219件、2013年205件、2014年178件、2015年282件ですので、2016年10か月の発生件数が既に2014年の年間発生件数のなんと2倍になっているんです。ちなみに日本での発砲事件検挙数は、2014年で年間65件(警察庁刑事局資料による)だそうですよ。

白ふくろうがトロントに来た1992年は、カナダの犯罪率が最悪の時でした。当時も銃による事件が多く、その理由の一つに銃の闇価格がありました。当時、トロントのある場所(どことは言えませんが)では、銃を300ドルで手に入れることができたと言われていました。この価格なら、手に入れやすかったのでしょうね。もっとも、こうしたことが新聞などに載ってしまうことにも驚きですけどね。ところが、数年前の新聞記事では、銃の闇価格も2000ドル近くまで値上がりしているそうです。

こうした銃はご存じのように、アメリカから密輸入されており、いわゆるマフィアが組織的に行っていました。元祖イタリアマフィアに、中国マフィア、韓国マフィア、フィリピンマフィア、南米マフィア、その他たくさんのマフィアがたくさん絡んでいたそうです。さすがにカナダでは、日本のヤクザさん(さんつけ?)は表立ってはビジネス(?)はしていないようですが。

そうそう、そういえば、一時、日本の広域暴力団の組長の別宅がトロントにあるとか、その子供が留学しているとかいった噂はまことしやかにありましたね。本当かどうか知りませんが。。。

あ?また話が脱線しました。銃の話でしたね。

当時、銃による事件は、マフィアの縄張り争いによる抗争と言われており、特定の人物を狙ったものでした。いつの時代でも、そうした鉄砲玉に使われるのは、貧しい下っ端ですが、ここでは特に貧困にある黒人の少年などが使われていたようです。しかし、組織がしっかりしているため、無差別に無関係の人を巻き込むようなことは少なかったようです。マフィアの世界にも、ちゃんと規律があったようです。

ところが、今の発砲事件は違います。規律のない、いわゆるガキの喧嘩に銃が使われるようになっているそうです。2000ドルもする銃をどうやって手に入れるのかわかりませんが、未熟で統制も取れていないので、場所、時間を考えもせず発砲することがあり、ターゲットを間違えたり、無関係の人が巻き添えになったりしています。

それでは、どうやって巻き込まれないようにするか、「教えて!!!」ですか?

こっちが聞きたいくらいですわ。まあ、一般的に言えることは、人の集まっているところでは、常に周囲に気を配っていることでしょうかね。でも、あまりキョロキョロしていると、今度は挙動不審で捕まるかもしれませんので、ほどほどに。
一番いいのは、白ふくろうのように人混みに出ないことですね。



whiteowl

白ふくろう

1992年音響映像メーカー駐在員として渡加。8年の駐在の後、日系物流会社に転職、休眠会社を実業会社へ再生再建。2007年より日系企業団体事務局勤務、海外子女教育・日本語教育にも関心が高い。2009年より、ほぼ毎日トロントやカナダのニュースをブログ(カナダはいいぞ~。トロントはもっといいぞ~)で配信している。