ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第13回

 Lure Carver’s Fishing Diary

バス釣りシーズン到来!!

lurecaevers-fishing-diary-13


オンタリオのバスフィッシングファンの皆様!今年も遂にバス釣りがシーズンインしましたね~!
長い長い禁漁期間中、バス釣りを楽しみにして、この日が来るのをずっと待ちわびてらっしゃった方も多いんじゃないかと思います。
ってな訳で、今号の釣り日記ではバスフィッシングについて書かせて頂きますね!

オンタリオ州のバスフィッシングですが、多くのエリアは6月の第4週(場所によっては第3週)の土曜日がその年の解禁日として定められています。解禁日が6月下旬に設定されているのには理由がありまして、オンタリオのバス君達の多くは5月下旬~6月中旬に産卵をする為、禁漁期を設けて産卵活動が保護されています。

余談になりますが、このブラックバス君達の産卵活動ってなかなか興味深く、面白い習性を持った魚なんですよ~。オンタリオの場合、水温16℃を超える頃にブラックバスが浅場で産卵を始めるのですが、産卵床にメスが卵を産み落としてオスが受精させた後、卵が孵化して稚魚が泳ぎだすまでの7~10日ぐらいの間、オスがつきっきりで卵と稚魚を守るという習性を持っています。
そんな産卵床を守るオスバス君の世話っぷりはとても甲斐甲斐しく、1週間以上に渡って餌も摂らずに産卵床に陣取り、卵を狙って接近してくる外敵を追い払ったり、ヒレを使って卵に新鮮な水を送ったり、産卵床に落ちてきたゴミを口にくわえて産卵床の掃除をしたりと、感動的ですらあります。
そして、この号が出る頃は、稚魚達が卵から孵り、お父さんバスに守られて浅場をウロウロしている頃。不思議に思うのは肉食魚のブラックバスが稚魚達を食べてしまわないか?という事ですが、この時期に分泌される特別なホルモンの作用でオスバス君達は摂餌本能が抑えられており、稚魚達は親魚に守られながら巣離れして行きます。(自然の神秘ですね!)

そんな事もあり、オンタリオがバス釣りの解禁日を迎える頃は、産卵活動で体力を消耗した状態のバス君達が多い(特に40センチを超えるような大型魚)ので、釣り人側もそれを念頭に置く必要があります。
基本的には早い動きをするルアーには反応しづらく、一口で食えるような小さ目のルアーを好む傾向にありますので、解禁後しばらくの間は、バスが潜んでいそうな場所をゆっくり丁寧に狙ってみましょう。

そして7月中旬ぐらいになってバス君達の体力も完全に回復し、活発に餌を追い始めるにつれて様々なルアーに反応を見せ始めるようになります。

バスフィッシングの最大の魅力は、その時期ごとのバスの動きや居場所、そして食べているモノなどを推測し、星の数ほどあるルアーの中からその条件で効果を発揮するものを選んで狙っていくというゲーム性の高さにあると思います。

これからの数か月間のバスフィッシングシーズン、是非お気に入りのルアーを持ってフィールドに飛び出してみて下さいね!

今月のワンポイント!

カナダ在住の人がモーター付きボート(船外機や電動モーターなど)を運転する場合、ボート免許の所持が義務付けられています。
ボートの運転免許は簡単なオンラインテストで取得することが出来ますので、是非挑戦してみて下さい。ボート免許を取得すればエンジン付きのレンタルボートを借りる事も出来ますし、水上での行動範囲がぐっと広がると思いますよ~♪
www.boaterexam.com/canada

Like me on Facebook!

フェイスブックにてご意見、ご感想をお寄せください。
facebook: http://www.facebook.com/nishinelureworks
Blog: http://beatour.exblog.jp


nishinehiroshi_fishing西根博司(にしね ひろし)

鳥取出身。ルアーフィッシング歴30年。プロルアービルダー歴23年。カナダ歴14年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。


Design and layout by Tomoki Onishi