ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第16回

Lure Carver’s Fishing Diary

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第16回 ビッグサーモンがやってくる

秋が深まって来ましたね~。
スポーツの秋!食欲の秋!そして釣りの秋!(笑)

ってな訳で、今号は秋に最高潮を迎えるサーモンフィッシングについて書かせて頂きたいと思います!サーモンフィッシングと言えば、数号前のTORJAにてオンタリオ湖のサーモントローリングをご紹介させて頂きましたが、今回は陸から釣るサーモンフィッシングです♪

普段は五大湖の遥か沖を回遊しているサーモンの群れですが、毎年9月になると気の早いサーモン君達が流入河川にチラホラと姿を見せ始め、9月下旬~10月初旬頃に産卵遡上のピークを迎えます。遡上のピークはわずか2週間ほどと短いですが、その間は五大湖に流れ込む川やクリークで1mはあろうかというビッグサーモンが狙えちゃうんですよ~!しかも岸釣りで!!

冷水を好むサーモン達は、夏場は水温が低い深場を泳ぎ回っているのですが、秋口、ターンオーバーと呼ばれる現象をきっかけにして浅場に接岸してきます。
ターンオーバーなんて言葉は初めて耳にされる方も多いと思いますが、寒い地域の湖で発生する特有の現象で、秋の急激な冷え込みで湖水が冷やされて表層水の比重が重くなり、比重が重たくなった表層水が大風などをきっかけにして沈み込んで、湖全体の水が大きく撹拌される現象です。(水が循環する事によって浅場の水温が下がり、サーモン達が接岸し易くなる)

このターンオーバーは湖にとって非常に大切な現象で、酸素をたっぷり含んだ表層水が、酸素の少ない深層に送り込まれることから【湖の深呼吸】と呼ばれています。こんなダイナミックな自然の大循環がオンタリオの湖では毎年起こっているんですよ~。

って、話が脱線しまくりですが(汗)、そのターンオーバーが発生するのがちょうどこの号が出版される頃。木々の葉っぱが色づき始めた頃に、ビッグサーモンの遡上がピークを迎える事が多いです。

そんなサーモン君達を釣る方法ですが、湖から川に入って来て間もない魚は、まだ湖の生活習慣(捕食本能)を残している個体も多いので小魚を模したキラキラ光るタイプのルアーがお勧め。(スプーンやミノーやスピナーなど)そして、川に入ってしばらく経って産卵活動を控えた魚はサーモンエッグに反応し始めるので、サーモンエッグを模したピンク色の毛糸や毛バリやルアー、もしくはイクラなどのエサをサーモンの鼻面にじっくりと流し込んでみると口を使ってきてくれる事が多いです。

サーモンの宝庫のオンタリオ湖では、周辺に流れ込む殆どの川にサーモンが遡上してきますので、サーモン探検隊となって是非フィールドに飛び出してみて下さいね!

今ですよ!今!(笑)

今月のワンポイント!

釣りをされない方にとっても、この時期のサーモンランは見どころ満点。

サーモンウォッチングのお勧めスポットですが、湖から川を遡って行って一番最初にある堰の下に群が溜まっている事が多いです。グーグルマップの衛星写真でくまなく探していけば、ご自分のマル秘スポットをきっと探し出せると思いますよ~♪

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nishinehiroshi_fishing西根博司(にしね ひろし)

鳥取出身。ルアーフィッシング歴30年。プロルアービルダー歴23年。カナダ歴14年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。


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