英語上達のコツ|カナダ留学にきっと役立つめるもの英語〜カナダ留学編9〜

 え?もったいぶってないで

英語上達のコツは?

 って?

 せやなぁ、ほんなら今日は、「マナリズム(mannerism)」の話でもしょーか。“マンネリ”の語源になった単語で、manner(作法・習慣)が型にはまってもーた、って意味で日本語では使われてるんやけど、英語では、「癖、典型的な言動」ちゅー意味なんや。英語話者にはその独特の話し方、言うもんがある。郷に入っては郷に従え、言うけど、英語についても同じことで、ある程度その話し方、作法を知っとったら、相手が違和感を持ちにくいとは言えるな。

 例えば、声のトーンや。日本語自体が元々、口を大きく開けてはっきり発音する言語やないもんやから、英語も口先だけの発音になりやすい。これが童顔と相まって日本人を「子供っぽく」見せてしまう一つの理由や。おっちゃん、漫才で言うと麒麟なんか好きなんやけど、男性のよく通る低い声、ちゅうのはインパクトあるわな。英語圏のリサーチでも、リーダーに選ばれる、高いポジションにおる奴ゆうのは深い、いわゆる“えぇ声”が多いって言う。福山雅治のモノマネで、「あんちゃぁん」って言う時のトーンで英語しゃべってみぃ。昇進したりもてたりするかもせんど。

 それから、これは女性やけど、日本でもてはやされるアニメ声、それから接客のしゃべり方あるわな。大人の女性があのトーンで英語をしゃべるのは、「子供でもない癖になんで?」「ちょっと精神的に幼いんかな?」と、外国人にとってはもっすごい違和感やねんてな。映画やら海外ドラマでも、顔とスタイルはえぇけど…ちゅー女の子は、舌ったらずで高い声の女優があてられとる。この声は、海外生活中はちょっと封印してやな、田中真紀子やら和田アキ子風にしゃべったらえぇかもせんな。

 それから、顔の表現もやな。英語の顔文字(emoticon)は:)とか、:<みたいに、口で感情を表すのに対して、日本の顔文字は(^^)(-_-)みたいに、目で表すいう違いがあるんやな。

 例えばやけど、日本人はマスクで口隠すやろ。あれは英語圏の人間にとっては、「何の疫病流行ってるんですかー」言うて、かなりびびるらしい。黒のマスクなんか、もうわてほんまによう言わんわ、らしいで。

 でも、サングラスかけたまま平気でしゃべり続ける外国人も、日本人からしたら得体が知れんで怖いやろ。取って目見せんかい!思うな。お互い様ではあるんやけど、これも郷に入っては…やな。

 さっきも言うたみたいに、日本人は発音する時に口がそない動かん。英語で話す時は、日本語の時以上に、口の動きをはっきり見せて、笑顔も目じゃなくて口で笑う!を心がけるとえぇど。特に男性やな、こっちが思てる以上に相手からは無表情に見えとる言うのは知っといたらえぇと思うわ。

 もうちょっと突っ込んで、英語話者を“ムッ“とさせてしまう、マイナス印象を与える日本人特有のマナリズムも言うとこか。

 もちろん言い方、シチュエーション次第ではあるけど、短い相槌、応対は、結構リスキーやな。「I know.」は「あ、俺もそれ知ってる」みたいな意味では取られず「そんなもん知っとるわ」くらいのぶっきらぼうな言い方やし、「Really?」も「まじっすか?」みたいな軽さを出したつもりでも、「嘘やろ?」に取られる可能性もある。「Please don’t smoke here.」みたいなplease+命令文は、「こちらでたばこを吸わないでください」みたいな丁寧表現じゃなくて、「たばこは吸わんとってくれよな。」みたいな、高飛車な言い方にも聞こえる。目を合わせんと話すとかも、日本以上に失礼に取られるな。

 なんか知らんけど、知らん人や初対面の人と英語でうまく話せてないな、と思ったら、もしかしたら知らずに英語圏では失礼なマナリズムで話してるんかもせんど。こういうのは相手は思ても言うてくれんからな。

 「河内のおっさんの唄」「ケヤキの神」いう歌が大阪にはあるんやけどな。大阪のおっさんは、こんなもんや。おっちゃんもカナダ来た時は苦労したもんやで。レストラン行って、「Excuse me~!(すんまへーん)」言うたらお姉ちゃんはムッとしよるし(来るまで待つんがマナーやなんて知らんがな)、早口でまくし立てるんは恰好が悪い言われるし、前かがみにならんと大きく見せるために背筋は伸ばして胸張れ言われるし(やたら筋トレしよるんはそういうこっちゃな)。

 ニヤニヤ歯見せて笑ってられるかい!ワシはワシや、このまんまで勝負したらんかい、言うて、思たもんや。やけどなぁ、おっちゃんのえぇ所も、えぇ仕事も、伝わってなんぼやろ。

今月のおっちゃんの格言

 マナリズム言うんは、つまりは、プレゼンテーションの方法や。自分のえぇとこを相手に最大限に分かってもらうために、相手のことを考えて見せ方を工夫するんもなかなかおもろいど。


海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)

グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。

HP:www.bnwjp.com
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