MIRAY’S STORY #02

mirays-story-02-01はじめまして、シンガー・ソングライターのMIRAYです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。以前何回かTorjaにアーティスト紹介で載せて頂いたのですが、今回は人生初の連載コラムでミレイの音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

Chapter 2 デザイナーとしての道のり

今回は以前お話した自分のアーティストとしての「原点」に続いて、ミレイのもう一つの顔:デザイナーとしての道のりについてお話ししたいと思います。

大学のR&Bアンサンブルに参加

大学のR&Bアンサンブルに参加

高校ではバンドオタクと同時に美術やパソコンオタクでもありました。進路を考えた時に「自分の想像力で人の役に立てる仕事」というテーマがいつの間にか脳裏にあったのです。何で音楽じゃないの?って良く思われがちですが反抗期だったのか正直わかりませんが昔から自分の目線から見た音楽の世界はもちろん「厳しい」というのが根底にあり、同時に今まで好きでやってきた事が「仕事」という枠に入った瞬間イメージが変わって楽しくなくなるという恐れもありました。音楽は自分の心に一番近い存在であったからこそ特別な枠をつけて「仕事と音楽は別」と気がついたら自然に解釈していました。親もそれを密かに望んでいたのかもしれませんね。

結果York University & Sheridan College Specialized Program in Designという専門学校と大学が合併したプログラムに入学。副専攻でジャズボーカル、ゴスペル、R&Bバンドなどにも関わっていました。そんな中徐々に芽生えてきたのが「ニューヨークでバリバリ働く」という夢でした。大学では3年目の夏休みにインターンシップをする事が決まっていて、場所は自ら探さなければいけません。大半の生徒はトロント内のスタジオを選択する中、頑固な私は意地でも「ニューヨークでインターンしてやる!」という気持ちからあらゆるスタジオ、雑誌、広告会社など虱潰しに履歴書とポートフォリオを送りました。ほとんどの会社はアメリカの大学生しか受け入れていなくても諦めずに夏休みが刻々と迫る中あらゆる手段で探しました。

やっと返事が来た大手雑誌や化粧品会社と次々と電話面接を続ける中、ある日突然「来週本社まで面接に来てください」と連絡があったのがソニー・ミュージック・エンタテインメントでした。本当にいきなりだったので焦りました。競争率高そうだし受かるかも分からない面接の為に飛行機+ホテル代を費やすのかと親に言われました。でも頑固で恐れ知らずの私は既にアパート探しを妄想。ポジティブな妄想の力って今考えてみると、本当に無限ですよね。「ポジティブはポジティブを引き寄せる」という言葉はきっとこの事なんだろうなと思います。恐れの要素が一滴もなくなる瞬間こそ運命が引き寄せている証拠なんだと感じます。

そんな前向きな気持ちが伝わったのか、幸い面接に受かり、同時に他にも「Wax Poetics」というレコード通の音楽系雑誌や「Paper Magazine」というファッション系雑誌でもインターンする事が決定。でも喜ぶのも束の間、住む場所が全く決まらず、若干ノイローゼになってしまったのを今も鮮明に覚えています。もはや見つかるまでホームレス生活かなぁ・・・と思う程。奇跡的に出発ギリギリ前でルームメイトと住む場所が決まり、賑やかなイーストヴィレッジに住む事になりました。

楽しい事も沢山でしたがもちろんそればかりではありません。パーティーやバー、何処へ行くにも皆何らかの名刺をもち、「何をしにNYに来たの?」と必ず当たり前のように聞かれます。ここでの出会いは全て自分への何らかのチャンス。「一期一会」なのでしょうね。それはおそらく大半の人は憧れ、そして目的があってここにいるからなのだろうなと思います。心が熱くなりますよね。

そんな中始まったデザインインターンシップ。次回はその内容についてお話ししたい思います。

ミレイのデザイン作品はこちら:oliviaklugh.com

【お知らせ】
3月27・28日(金・土)York University Gospel Choirが 結成10周年記念コンサートを行い、卒業生の私も参加。カナダの大学で最大のゴスペルチームが魂を揺さぶるパワフルなパフォーマンスをお届けします。ゴスペルに興味がある方は必見です!
music.finearts.yorku.ca/news-events/events