MIRAY’S STORY #19

こんにちは、シンガー・ソングライターのミレイです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。連載コラムでは私の音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。

Chapter 19 「ニューヨークの初夏」

6月の末に久々にニューヨークを訪れました!今回はいつも以上に中身の濃いモノになりました。まずは大好きなアル・ジャロウのコンサートに行って彼に私の曲を渡したり、ちょうど自分の誕生日前の週だったので昔住んでいた頃の仲間たちと会ってお祝いしたり、去年リリースした曲に携わったサウンドエンジニアの方と会って今後の事などを話したりと大忙し。あっという間に時間が過ぎていきました。
久々に行ったこの時期のニューヨークは日差しは強いけど思ったよりジメジメしていないので、初夏の雰囲気で過ごしやすかったです。いつも一人、または友達と訪れるのですが今回はマネージャー(母)同行。私の行きつけのおいしい店や隠れ家的な小さなジャズバーに行ったりと、ニューヨークの賑やかさをたっぷりと堪能しました。
到着した日にまず見に行ったのがブルー・アイド・ソールで人気の歌手、メイヤー・ホーソーン(Mayer Hawthorne)のコンサート。実は前日トロントでホール・アンド・オーツと公演してたとか。今回はNYの「ターミナル5」という元倉庫が改造された会場でパフォーマンス。彼はデトロイト出身でスタイルはヴィンテージ感溢れるR&Bソウル。初めて彼の曲「A Long Time」を聴いた時は普通に昔の曲でアフリカ系の方が歌っているのかと思って見たら最近出てきた白人だったのでショックでした。その懐かしい音のせいか、クラブみたいな会場なのに観に来た観客は年齢問わず若い世代から親の世代まで幅広かったです。そうなのです!ヴィンテージがクールなのは洋服だけじゃないのです!(笑)自分の音楽もまさにそうなのでめっちゃ共感しました。2時間ストレートで演奏したメイヤー。スタミナ半端ないです。ウイスキー片手に(笑)。そして衣装チェンジも3回ほど行い会場はミラーボールのライトに照らされ踊り狂いました。やはり生のバンドで踊るのが一番最高ですよね!メイヤーお疲れ!

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アル・ジャロウのコンサートに行ったのは今回で3回目。私にとって、いえ、プロの歌手を目指すものなら皆彼の歌唱力に影響を受けていると言っても過言ではありません。彼の自称「元祖ビートボクサー」のインプロビゼーションスタイルはまさに独特で、ほんの一瞬聴くだけで彼の曲だとわかります。今回は初めてニューヨークで彼を観たのですが観客の雰囲気がトロントとまるで違いました。観客の中には伝説のジャズ歌手、ジョン・ヘンドリックもいて場は大盛り上がり!アルにとってジョンは先輩で、彼にとってもっとも影響を受けた歌手の一人。憧れの先輩を前に歌うのですからそれなりにパフォーマンスに力が入ってるのを感じました。とにかく素晴らしかったです。そして歌の合間にアルはジョンを褒めちぎっていました。何故ならジョン・ヘンドリックはスキャット(ヴォーカル・インプロビゼーション)の神様であり、伴奏だけのジャズ曲に初めて歌詞をつけたパイオニアの一人なのですから(そして94歳と思えないような仕草で観客の席から合図する様はスゴい)。何度も観ているけどアルの若干違う一面が観れてラッキーな気分でした。公演後は会場に残り、音楽ディレクターさんと色々とお話をしました。私のプロデューサー、マークは実は数年前にアルと一緒に仕事をしていたのです。その時の音楽ディレクターが今回もこのコンサートで監督をしていたので話が弾み、もちろんマークがプロデュースした私の曲を渡しました。
この夜はブルーノートジャズフェスティバル以外にもプライドウィークのお祝いなど夜遅くまでとにかく街は賑わっていました。コンサートの後にウェスト・ヴィレッジにある小さなアンダーグラウンドジャズバー「smalls」で地元のバンドを朝の3時ぐらいまで満席の状態で観ていました。トロントにはまだない光景ですね(笑)。外に出るとゲイカップルで街が溢れかえっていました。母には刺激が強すぎたかな・・・?(笑)

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翌日は友人に会いにブルックリンへ。超美味しいピザを食べたい!という私たちの要望で、パーク・スロープにあるお店を紹介してもらいました。めちゃくちゃ生地がパリパリで、その美味しさに超感激。やはりニューヨークのピザは神です。美味しいお店は大体パーク・スロープに集まっている事を学びました。
私の曲をミックスしてくれたグラミー受賞者の音楽エンジニアのボブ・ブロックマンとこれからのミュージックビジネスの話をしたり、アメリカの日系新聞でトップを走っている社長さんともお話をする事が出来てあっという間に過ぎた4日間となりました。
来月はジャズフェスティバルについてお話をしますね!


mirays-story-01-03Miray
神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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