カナダと日本のゴルフ文化の違い その② | ミサキのゴルフ体験記 第2回

前回は料金やプレースタイルについてお話しましたが、今回はコース内の違いをお話したいと思います。

日本のゴルフコースには特設ティーという場所がコース内(残り100ヤードから150ヤード地点)に設けられており、1打目がOBやロストボールになると前方にある特設ティーから4打目を打ってプレーを続行します。これは日本独特のルールです。正式なルールは、1打罰を科して打ち直す処置ですが、この“前進4打”ルールは2打罰を科して前進し、4打目を打つというもの。このルールは、正式なゴルフ規則には存在しません。これは進行を優先する日本のゴルフ場が作り出した特別なローカル・ルールなのです。

もちろん日本のルールなのでカナダには特設ティーなどどいうものはありません。私がカナダのコースをプレーして思ったことは、OB杭がとても少ないことです。隣のホールから打ったり、ブッシュの中から打ったり、ひっつき虫がついてもお構いなし!とにかくどこまでも探しに行ってプレーするのです。しかしボールが見つからない場合は打ち直しに戻らなくてはなりません。ボールの行方が怪しいなと思ったら暫定球を打っておく必要がありますね。いくら自由にカートが運転できるとはいえ同伴競技者や後ろの組にも迷惑がかかってしまいますから。

しかし日本のゴルフ場でプレーする際に気をつけないといけないことは、全のホールに特設ティーがあるとは限らないということです。「1番ホールはあったのに、2番にはない!」なんてこともあります。なので必ずティーグラウンドで看板があるか確認してください。また、必ず特設ティーからプレーしないといけないかというとそういうわけでもなく、“1打罰で打ち直し”か“前進4打”かは、プレーヤー自身が選択できるのです。どこへ飛んでいくかわからない初心者救済のための、ありがた~いルールとなっています。

それも日本とカナダのゴルフコースの形状の違いにも関係していると思います。日本のゴルフコースのだいたいは山を削って造られているので、谷があったり木が多かったり、打つのにプレッシャーが多いです。何度谷に落としたか…という人もいるのでは?しかし左右に斜面があるので多少ボールが曲がってもいいところまで戻ってくることも多く、打ち下ろしで気持ちよくショットができるホールも多いです。それに対してカナダのゴルフ場は元々土地が広くほぼ平坦なため、面白みは少ないかもしれませんが、思いっきりショットができるのがいいところ。その分グリーンが難しかったり、クリークがあったり、優しいだけでは終わらないのがゴルフなのです。

日本とカナダのコースはどちらが好き?簡単?と、よく聞かれます。最初はプレーし慣れている日本のゴルフコースが好きだし、平坦なカナダのほうが簡単だと思っていました。しかし何度かプレーしてみると、平坦だとあまり転がらなかったり、ラッキーが少ないので正確なショットをしなくてはならないので、カナダのゴルフコースも難しいと感じるようになってきました。それは日本とカナダの芝の違いも関係してくるのですが、それはまた次回に…



ティーチングプロ 光咲(Misaki)