トロント国際映画祭のすすめ(その1)前売りチケット購入|トロントと日本を繋ぐ映画倶楽部【第4回】

 皆さんは、映画祭なんて業界関係者が行くところだと思っているでしょうか。たしかにそういう映画祭もありますが、一般人が気軽に参加できる映画祭もあります。その筆頭がトロント国際映画祭(TIFF)。TIFFは最高賞も観客の投票で選ばれるほど、一般人に開かれた映画祭です。ぜひトロントへの観光がてら、行ってみても良いのではないでしょうか。

 とはいっても、入場チケットの購入方法が複雑だったり、全部英語でなんとかしないといけなかったりと、大変ではあります。そこで今回は、TIFFのチケットについてご紹介します。

昨年の映画祭期間中に撮影したプレミア会場のひとつ、Princess of Wales Theatre

 TIFFでは、大きく分けて2種類の前売りチケットがあります。ひとつは、複数のチケットがセットで販売される「Premiere Flex Pack」「Regular Flex Pack」などのパック。もうひとつは、上映回ごとに販売される個別のチケット。

 パック販売のチケットは、毎年5月か6月頃に発売されます。そして映画祭の上映プログラム発表後の8月下旬に、パック購入した枚数分だけ見たい上映回を選択していく仕組みです。このとき、多額の年会費を払うTIFF会員から優先的に選択でき、非会員は最後となる日程が組まれます。例えば昨年なら、TIFF会員は会員ランクに応じた順で8月26日から希望上映回を選択でき、非会員は8月28日から選択開始という日程でした。

Back Halfは映画祭の後半日程でのみ使用可能な6枚セット、Regularは通常上映分の10枚セット

 個別チケットは、パック購入者の上映回選択を締め切った後、9月上旬に販売開始となります。昨年は、9月1日にTIFF会員向け、9月2日にメルマガ登録会員向け、9月3日に一般向けにそれぞれ販売開始、という日程でした。

 TIFFではこのようなチケット販売システムのため、人気作品にはパック購入者の上映回選択希望が殺到し、個別チケットの販売開始時にすでに売り切れになっていることがあります。このため、5~10本以上の上映を見るまとまった時間が取れるなら、パック購入がおすすめです。そんなに何本も見ないけど、この1本だけは見たい…という方は、次回をお楽しみに!

(注)2018年までの情報を元にしています。最新情報はTIFFの公式サイトでご確認ください。

みえ

 大阪在住の映画好き。好きな監督の日本未公開作見たさに日本語字幕なしの輸入DVDを見始めたのが約20年前。さらに、未公開の最新作見たさに約10年前からトロント国際映画祭に行くようになり、映画三昧の今に至る。