トロント国際映画祭のすすめ(その2)敗者復活チケット争奪戦|トロントと日本を繋ぐ映画倶楽部【第5回】

Metro Centreにあるボックスオフィス入口の案内表示(2017年撮影)。

 前回に引き続き、トロント国際映画祭(TIFF)のチケットについて。今回は、「パック購入するほどではないけれど、この1本だけは見たい」とか、「一般販売時に完売で取れなかった」という方へ、チケット入手方法をご紹介します。

 前回ご紹介したように、9月初旬に発売される個別の上映チケットを取ろうとしても、人気作品は発売日時点ですでに完売なんてことがあります。でも、TIFFではチケット購入後に他の上映回のチケットに変更できる仕組みがあるため、いったん売り切れたチケットが再度販売されることがあります。特に毎朝ボックスオフィスが開く時間が狙い目。上映当日まで毎日チェックしていると、案外チケットが取れます。

昨年のTIFF会員向けボックスオフィスの様子。Metro Centreの1階に一般向け、地階に会員向けボックスオフィスがあります。

 チケットは、「ボックスオフィス」「電話」「ウェブ」の3通りの方法で一斉に販売開始となりますが、おすすめはボックスオフィスでの対面購入です。電話やウェブは、販売開始時間ぴったりにアクセスしても、まず回線がつながりません。販売開始から10分か15分後にようやくつながったと思ったら、すでに売り切れています。それに比べボックスオフィスなら3台くらいの端末で対応しているため、前から3番目までに並んでいれば、毎朝の販売開始直後に購入可能です。

 では、ボックスオフィスで前から3番目までに並ぼうと思ったら、朝何時から並べばよいのか。昨年なら、朝8時オープンのところを7時前までに行っておけば、3番目までに並べるかな?という具合でした。

劇場周辺にある看板。「Ticket Holders’ Line」「Rush Line」等の表示があります。

 上映当日まで毎朝並んでみたけれどチケットが取れなかった!なんて場合は、最後の手段、Rushチケットです。上映会場のRush Lineに並び、上映開始直前の時点で空席があれば、その場でチケットを現金購入して入場することができます。ただし、席に着いたときには本編の上映が始まっていたりするので、あまりおすすめできません。

 トロント在住の方なら、一度チケット争奪戦に挑んでみてはいかがでしょうか。健闘を祈ります。

みえ

 大阪在住の映画好き。好きな監督の日本未公開作見たさに日本語字幕なしの輸入DVDを見始めたのが約20年前。さらに、未公開の最新作見たさに約10年前からトロント国際映画祭に行くようになり、映画三昧の今に至る。