日本のTIFF「東京国際映画祭」|トロントと日本を繋ぐ映画倶楽部【第8回】

 TIFFといえば、世界的にはトロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)のことを指すと思いますが、日本でTIFFといえば東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival)のことだったりします。そこで今回は、日本のTIFFこと東京国際映画祭についてのお話です。ややこしいですが、以下、トロント国際映画祭を小文字で「tiff」、東京国際映画祭を大文字で「TIFF」と略すことにします。

2017年の第30回東京国際映画祭の会場外にて

 毎年、10月末頃から11月初旬にかけて開催されるTIFF。今年は10月28日(月)から11月5日(火)に開催されます。この記事を書いている時点で今年の上映作品はまだ発表されていませんが、過去のTIFFでは、tiffで上映されてその年の賞レースで注目されている映画がよく上映されています。また、TIFFでは最新作が日本語字幕で見られることもあり、注目の映画祭です。

2017年の東京国際映画祭のポスター

 例えば、2017年にベネチア国際映画祭やtiffで上映されて2018年のアカデミー作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』や、同じく2018年に両映画祭で上映されて2019年のアカデミー外国語映画賞を受賞した『ROMA/ローマ』が、TIFFで上映されました。アカデミー賞の授賞式時点では、どちらも日本で劇場未公開だったので、TIFFはアカデミー賞の候補作を日本国内でいち早く見られる貴重な機会だったといえます。

『ローガン・ラッキー』が上映された2017年の東京国際映画祭に来日した際のスティーヴン・ソダーバーグ監督。写真は、『オーシャンズ11』上映後のもの。

 また、tiffほどではないものの、TIFFもゲストが豪華です。2017年には、今年のtiffで私が一番注目していたスティーヴン・ソダーバーグ監督が、引退宣言後の復帰作『ローガン・ラッキー』を携えて来日しました。私は思わず日帰りで上京し、監督の舞台挨拶つきのTIFFの上映を見に行ったものです。

 それにしても、tiffだかTIFFだか、ややこしい。え?TIFFといえばファイル形式のことじゃないのかって?GIFとかJPEGとか?知りませんよそんなの。IT関連の話題といえば、ここでは『IT/イット“それ”が見えたら終わり』のことですからね。スティーヴン・キング原作で、続編の『IT/イットTHE END“それ”が見えたら終わり』も楽しみなIT。そういうことでよろしく。

みえ

 大阪在住の映画好き。好きな監督の日本未公開作見たさに日本語字幕なしの輸入DVDを見始めたのが約20年前。さらに、未公開の最新作見たさに約10年前からトロント国際映画祭に行くようになり、映画三昧の今に至る。