トロント独演会直前インタビュー!ウーマンラッシュアワー 村本大輔さんのソロトークライブが6月10・11日に開催

 政治・社会問題からお笑いまでキレのあるスタンダップコメディ形式のトークが話題の村本さんの独演会がついにトロントにやってくる!2018年12月にテレビ番組「THE MANZAI」で創作漫才を快演、2019年3月に小泉元首相と対談をするなど話題を呼んでいる漫才師、村本大輔さんにトロント独演会の意気込みやアメリカ留学時のエピソードなどのお話を伺いました。

“笑いで沈黙している人たちをえぐりたい”

ースタンダップコメディ形式で時事問題からエンターテイメントまでキレのあるトークが村本さんの独演会の魅力だと言われています。村本さんが心がけていることや成し遂げたいことを教えてください。

 日本にはいま発言の自由がありません。社会や政治に対して関心がなく、社会問題や政治の話をネタでしても、物議を醸すネタはNGで、テレビの中では取り上げられず、波風立てない発言ばかりです。普段からその話をせず前提がわかってないから、ネタもだいぶ説明してあげないとダメです。沖縄の辺野古埋め立て、政治家のLGBT差別より、芸能ニュースのほうに敏感な日本は、笑いも会話も幼稚です。僕は笑いで沈黙してる人たちをえぐりたいです。

“カナダの多様性に関心がある。人種とは何か?”

ーカナダでの開催だからこそ、取り上げたいと考えているテーマはありますか?

 多様性に関心があります。日本では在日韓国朝鮮国籍の人がヘイトスピーチにあっています。次に起こるのはヘイトクライムによる事件です。「人種とはなにか」というのを、様々な人種の入り混じったカナダで学び、発信したいです。

ー過去の独演会で印象に残っていることや出会いを教えてください。

 日本では福島、宮城、熊本などの被災地、沖縄などの基地で苦しめられている人たちがいる町での笑い声は、空気が破裂したような笑いがあります。それはまさに黒人のコメディアンが黒人ばかりのライブで、白人の黒人に対する扱いをネタにした時のような「よくぞ言ってくれた!それが聞きたかった」という笑いです。

 一度、おじいちゃんのお客さんがよしもとの事務所に来て、「村本くんを手放すな、絶対に守れ」と言ってくれた人がいるらしいです。弱きを守るための言論の自由は沈黙から起こる残酷な歴史を繰り返さないために必要なカウンターです。

ー2017年に米国・ロサンゼルスに留学をされている村本さんですが、当時の心境やそこで得たもの・感じたことなどを教えてください。

 語学学校で、先生が宿題の答え合わせをしている時に、1人の生徒が「先生のその答えはちがう、おれの答えも答えだ」と言い出してそこから生徒と先生のどっちが正解か、の議論になりました、最後は先生が、「その説明なら、それも答えになるわね」と言って正解になりました。それがすごく楽しそうで・・・。日本のように答え合わせは先生の答えに合わせるのではなく、答えはひとつではない、という柔軟な考えを学びました。

“「世界とは」を話したい”

ートロントには当時の村本さんと同じように海外を目指し世界に飛び出した日本人留学生・ワーキングホリデーが多くいます。是非メッセージをお願いします。

 政治的な漫才をしたらテレビに出られなくなりました。「不倫芸能人をほっとけ」とラジオで言ったら、ラジオにクレームが200件きて、謝罪を求められました。日本はそんな空気のある国です。世界に適応する人間は日本に合わない人だと思います。「世界とは」を話しましょう。

ー読者そしてトロントの独演会に参加予定の方にメッセージをお願いします。

 笑いとはなんなのか、世界とは日本とは、多様性とは、社会とは、不安とは安心とは、そんなことをマイクの前でコメディに昇華して伝えます。

プロフイール

村本大輔(むらもと だいすけ) 

1980年11月25日生まれ。吉本興業所属のお笑い芸人。

受賞歴

2009年 笑わん会第10回 優秀賞
2009年 第7回MBS新世代漫才アワード 第2位
2010年 第31回ABCお笑い新人グランプリ 審査員特別賞
2011年 第32回ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞
2011年 第43回NHK上方漫才コンテスト 優勝
2013年 THE MANZAI 2013 優勝 

インフォメーション

日時: 6月10日(月) 開場20:00 開演21:00
    6月11日(火) 開場18:00 開演19:00
会場: Lower Ossington Theatre
チケット購入URL: http://twise.tw/wrh 
費用: 前売40ドル/当日50ドル
お問合せ先: info@muramotodokuenkai.com