2012年の初開催から累計20万3200ドル達成!オークビルの老舗・舞レストランが2018年もファンドレイジング ディナーイベントを開催



 オークビルで2店舗を構える「舞レストラン」は、地元常連客に長年愛されながら、今年32年目を迎える。1987年10月17日にオークビルにオープンした同店は、2012年から地元オークビルの街に感謝の思いを伝えたいとファンドレージングイベントを毎年開催、地域コミュニティに貢献していることでも知られている。

 25周年記念となった2012年には、10月の1週間分の売り上げとオークションの売り上げを合わせ、合計10万ドル全額を新しく建設中だったオークビルホスピタルに寄付を行い話題となった。


 昨年は11月22日に7回目となるファンドレイジングディナーイベントを開催し、豪華な食事はもちろん、サッポロビールや日本酒・南部美人やお米、ビーフなどの景品も用意され、当日は常連客らで満員御礼となった。

 昨年は、1万3200ドルが集まり、オークビルホスピタル・ファウンデーションへの寄付総額は、累計20万3200ドルとなり、長年地元に貢献を続ける舞レストランに惜しみない拍手が贈られた。

 一昨年の30周年記念レセプションでは、カナダで一から舞レストランを築き上げるまでの苦労や困難、お母様との思い出を振り返り、家族みんなで力を合わせてオークビルで成長してきたストーリーを語ってくれた青木基明オーナーシェフに直撃インタビュー。

本誌: 2018年も無事に7回目が開催されました!

 チームがよく育ってきてくれています。現在フルタイムのシェフは8人いて、長いスタッフも多くなりました。私が目指してきたことは、とにかくお客様に良いものを提供しようと。そして自分がキッチンにいなくてもそれができるチームを作ろうと励んできました。32年目になる2019年はさらに色々な方のためになれるような料理の世界を築けれれば良いですね。

本誌: 会場の一体感はまさに愛ですね。

 長年の常連客の皆さんに支えてもらい幸せです。こんなに長い間、愛してもらえて言葉に表すことが難しいほど感謝しています。皆さんに美味しいものを食べてもらいたいという思いと、常にこちらから何かを与えようとする気持ちでいると、多くの人から色々なことが自然とかえってくると信じています。その気持ちを持ち続けてきて本当に良かったと思っています。

本誌: あらためて31年間を振り返っていかがですか?

 カナダの人生はオークビルとともにありましたし、これからもそうだと思います。その昔、カナダに行きたいのだけど上手くいかず、日本で悩んで落ち込んでいた時代もありました。その時に当時のオークビルの市長と会う機会があり、誘ってもらえました。妻とこの地を最初に訪れて一回で気に入りました。そのあと子供もオークビルの病院で生まれ育ってきました。なので、私たちはオークビルから命をもらっていると言っても過言ではないと思っています。

本誌: 2019年のチャレンジを教えてください。

 私は、料理でもゴルフでもどんどんカナダ人のコミュニティに入っていきました。それが仕事につながったこともあります。カナダの人々はお互いをリスペクトし、優しさを持って接してくれます。

 妻ともよく話すのですが、私たちはこのコミュニティの中で、ただただ美味しいものを作っていこうとやってきました。長くビジネスが長続きする秘訣は、高級でなくても良いので、本物を追求していくことだと思っています。料理で人を幸せにできると信じて、誰が食べても美味しいと言ってくれるものにこだわっていきたいですね。

 私は今年で66歳です。このままで終わっちゃいけないと思うし、もったいないですよね。この気持ちを胸にさらに多くの人にもっと美味しいものを提供できるように励みたいです。

青木さんと夫婦二人三脚でずっとお店を支えてきた奥様の千紗さん


 このイベントも7回目となりましたが、また無事に催すことができて嬉しいです。今日も常連の方々がたくさん来てくれていますが、中にはオープン当時から30年以上通ってくださっているお客さんもいるんですよ。スタッフも全員協力的で、お店がある限り毎年続けていこうと心に誓っています。

 昨日も家族で話をしたのですが、お店を始めた当初は生活や経営がうまくいくことに一生懸命でチャリティーどころではありませんでした。今では子どももオークビルで育ち、無事に大きくなってくれました。私たちを生かしてくれたオークビルにこれからは恩返しを少しでもしていこうということが大事だと話し合っています。日本へ旅行や遊びにも行きますが、オークビルこそがホームなのです。

 主人はリタイヤする気なんて全くなく、2019年もチャレンジしていくと思いますので、私はそれを後ろから支えていくだけです。日本人の方もカナダの方も、お店に来ていただくすべての方に美味しいものを食べてもらいたいという気持ちです。まだ来たことがない方も是非お越しください。