成田理俊展 オープニングレセプション

群馬県を拠点に鍛造作家として活動中の成田理俊さんの個展が、7月13日からMjölkで開催されている。個展初日には成田理俊さん本人が日本から駆けつけオープニングレセプションが行われた。来場者は初めて見る鍛造という技法で作られたフライパン、皿などの作品に魅了され、成田さんとの交流を楽しんでいた。

来場者はそれぞれ自由に作品を見て楽しんだ(左) / 日本では予約で数年待ちの人気フライパン(右)

来場者はそれぞれ自由に作品を見て楽しんだ(左) / 日本では予約で数年待ちの人気フライパン(右)

鍛造とは、金属に力を加えて形を変えるとともに金属組織を強くすることで、金属の内部組織が緻密で均質になるため、引っ張り強さ、硬さなどの機械的性質が改善される。成田さんは暮らしに密着した、人に役に立つものを作ることをテーマにしており、作品はフライパン、鍋、器、皿、スプーンなど普段から使える物に終始している。また、使い勝手の良さはもちろんのこと、使用時以外はインテリアとして飾るのにも十分なほど表情豊かなところが作品の特徴でもある。
「10分間以上、1000度の熱さを超えるコークス(燃料)炉の中に鉄を入れ叩き上げていくので、その時の火の加減などによって一つ一つ異なる模様のようなものが出来るのです」と話してくれた成田さんの作品は多くの来場者に「美しい!」と言わせるものであり、味のある作品は一つとして同じものはない。

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その成田さんの作品は日本では数年待ちとも言われるほど人気で、個展も多く開かれている。だが、今回の展示会が成田さんにとって初の国際展示会となり、その喜びも相まって成田さんは終始笑顔で来場者とお話をされていた。今回の個展で初めて成田さんのことを知ったという来場者は中華鍋やお皿を何枚も購入し「これからこの中華鍋で料理するのが楽しみでワクワクしている」とコメントしてくれた。
それだけ一瞬で見る者をとりこにしてしまう魅力を持った作品が展示されている、成田理俊展は、8月13日まで開催されている。


成田理俊展
Mjölk / 2959 Dundas St W / mjolk.ca