楓の森の歩き方 第12歩

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広葉樹たちが真新しい葉をつけはじめ、日差しもだんだんと強くなってきましたね。メープルの新緑が木陰をつくり、湖面が太陽の光をうけてキラキラと輝きだしたら、初夏ですね。
水辺の動物たちも活発に動きはじめ、水や水生植物を求めて森の動物たちも水辺へやってきます。

今月は、『動物』特集ということですので、カヌーで出会うとこのできる水辺の動物たちをご紹介しましょう。

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ムースとの遭遇

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甲羅干し中のカミツキガメ

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親子のルーン

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カナダカワウソの家族


キラキラと輝く透明度の高い水の上をスーっと滑るようにカヌーは進み、大自然の神秘的な世界へとわたしたちを誘います。水との距離の近いカヌーは、動物や水鳥たちと同じ目線で、彼らの領域へ静かに近づいて行くことの出来る最適な手段です。
そばに常に水を感じ、こぎ進んで行きますと自然との一体感を肌で感じ、次第に水辺で生活する動物になったような気分になりますよ。五感を澄ませて、水辺や水面下で起こる出来事を感じてみましょう。

水辺や水中に育つ植物や水は、森に棲む野生動物にたちにとって必要不可欠です。ムース(ヘラジカ)や鹿は、水生植物を求めて水辺へ訪れます。夏の暑い日には、暑さから身を守るため、そして体にたかる虫たちから逃れるためにも水の中へ入ります。
ほとんどの動物は暑い日中は寝て過ごしていますので、早朝や夕暮れ時が野生動物たちに出会うオススメの時間帯です。

ビーバーは夜間上陸し、水辺の木々をかじり倒したりとお仕事に励みます。日中は、泳ぎながら、水辺や岸辺に切り倒した木々を運び込む姿が見られることもあります。ビーバーは主に切りたてのフレッシュな木々の樹皮や枝を食料とし、秋頃には切り倒した木を使って巣作りに専念します。寒さの厳しい冬に備えて、巣の入り口付近に食料を貯蔵します。
彼らの危険時のサインは、平でパドルのような特徴的な尻尾を水面に叩き付け、音と水しぶきとともに水面下に潜ります。特殊な彼らの仕草のひとつです。よく注意して見てみてください。

カナダ・カワウソは川や湖で小さなグループで見られます。仕事好きのビーバーとは違いカワウソは興味深さからか、カヌーの側まで偵察に来ます。カヌーの周りをカワウソが泳いだり遊んだりしていると、私たちも楽しくなります。

カヌーの旅の途上では、美しく神秘的な鳴き声を持つルーンなど様々な水鳥たちにも出会えます。獲物(魚)をキャッチするときのダイビングや子供の世話、羽を綺麗にしている光景は目に焼きつき忘れられないことでしょう。

カナダ発祥のカナディアン・カヌー、それは伝統的な乗り物であり、乗る人を大自然の中へと溶け込ませてくれる魔法の乗り物。動物たちと同じ目線で、新たな発見をいつも私たちにもたらせてくれます。

水とふれあいながらすすむ、カヌーからはじまる物語。
この夏、カヌーと共に漕ぎ出しませんか…?
さぁ、花や鳥たちが春を謳歌している森や草原へ、ご一緒しませんか?

せっせと働き者、森のビーバーの動画~♪
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holly-blefgenHolly Blefgen (ホリ―・ブレフゲン)

オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。


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写真提供: Katsu Sakuma 写真/アートワーク/レイアウト : 尾西 知樹 翻訳: 瀬川 貴子