楓の森の歩き方 第22歩

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初夏の日差しの中でキラキラと湖面が輝く美しい時期となり、色鮮やかなカナディアンカヌーたちが湖面に浮かぶ季節となってきましたね。
みなさん、このカナディアンカヌーがどのようにして造られているのかご存知ですか?

前回も登場していただいたカナディアンカヌーのづくりのマイスター、アラスター・デムスターのカヌーの作り方をもう少し詳しくご紹介しましょう。アラスターが主に手掛けているのは100%手作りの木製カナディアンカヌー。Western Red Cedar(ベイスギ)を主に使用して、その芸術的な流線型の木製カヌーは造られます。

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写真1、樹脂を塗る作業

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写真2、木片の組み合わせ

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写真3、サポート板


カヌー独特の流線型、穏やかなカーブはどのようにして作り出されるのでしょうか?
材料の木材を薄く、そして長く細く切り揃え、その細長い木片を組み合わせることによって造られています。各木片の端と端、片側は丸く、そしてもう片側は丸く凹むように加工され、丸く出た部分と丸く凹んだ部分を繋げて組み立てます。(※写真2)

まるでキノコのように成型されたサポート板(※写真3)を使用して、船体を美しい流線型に形作ります。最も幅の広いサポート板をカヌーの中心部に、そこから徐々に幅の狭いサポート板を配置することによってカヌーの流線型を形成していきます。そして細長く加工した木片をサポート板に沿って組み合わせていき、専用のホッチキスのような器具で仮止めをして固定します。
船底のパーツを全て配置後、仮止めをはずし、サンドペーパーでサンディングします。

次の工程は、船体に化繊の布を合成樹脂(エポキシ)を塗りながら貼り付けることによって光沢を出すと共に、接着と防水加工を施す作業。幾層もこの工程を繰り返し、耐久性と防水性、そして強度を確保します。この作業を船体の外と内側両方に施し、乾燥させます。(※写真1)

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カヌー独特の流線型へ組み合わせ

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樹脂を幾層も重ね光沢仕上げ


乾燥後はいよいよカヌーの骨とも呼ばれる部分、ガンネル(船べり)やバウ(船首)、スタン(船尾)のパーツの取り付け。そしてガンネルからつなげるようにシートやカヌーを担ぎ上げ運ぶためのパーツを取り付けて、最終段階として全体的にムラなく綺麗に光沢仕上げを施します。

完成すると水の上でテストカヌーパドリング。仕上がりの具合を長年培った経験と肌で感じ、入念にチェックします。
カナダの厳しい寒さの冬を通してカヌーを作り続けた人たちにとって、この瞬間が長い冬の終わりを告げる最高の瞬間だということは想像に難くないですねっ♪

夏休みのはじまりの特別企画!! アラスターのカヌー工房を訪ねてみませんか?

7月5日に、ブランプトンの少し西グレン・ウィリアムスにあるアラスターの工房、デムスターボートでアラスターと一緒にミニパドルを作りませんか?お友達やご家族で楽しめるワークショップです。

そして、今年も7月の12日と8月の30日にアルゴンキンパークでの1日カヌー体験教室を予定しています。詳しくは、OOAのWEBサイトをご覧ください。

さぁ、キラキラと光り輝く水の上へ漕ぎ出す準備をはじめましょう!!


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hollyblefgenオンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。


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