【第8回】バンクーバの本 | トロントの本屋さん

♪♪♪電話の音♪♪♪
(H)「もしもし、以前バンクーバーに住んでましたよね」
(Me)「はい。それが?」
(H)「次号のTORJAはバンクーバー特集なので、よろしくお願いします」
(Me)「‼まじかよ?」
(H)「俺、バンクーバーのことよくわからないので。では‼」
ブチっ、ツーツーツー。
気づけばトロントに住んで7年弱。バンクーバーに住んでいた期間を上回ってしまいましたが、まだまだバンクーバーに対する思いはありますよ。が、しかし、私の知るバンクーバーに関する本は絶版がほとんど…(汗)。そんなの取り上げたらH氏に怒られてしまう。。。頭をひねりながら時間が過ぎ、TORJA編集長のプレッシャーを感じながら、今号は玉井がこのコーナーを担当します。
まずは時計の針を戻します。
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「バンクーバーの朝日」という映画が2014年に公開され、日本でもヒットしました。トロントでもJCCCで上映されたのでご覧になった方も多いかもしれません。この映画で登場するバンクーバー朝日軍は戦前に実在した日系人の野球チームで、体格では劣る白人のチームを次々と破っていった伝説のチームです。野球漫画で有名な原秀則氏がこの朝日軍をモデルにしたフィクション漫画を2013年にビッグコミックスで連載スタート。朝日軍に関する本はたくさんありますが、コミックはこれだけ。野球好き、歴史好き、カナダの日系人の足跡を少しだけ見てみたい人、そんな方にお勧めです。
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もうひとつ歴史書物を取り上げます。20世紀初頭、3万を超える日本人が夢を追い求めてバンクーバーへと渡りました。彼らは差別意識の強い異文化社会の中でどのように生き抜いていったか。この本は当時バンクーバーで発刊されていた日系新聞「日刊民衆」に焦点を当てて、日本人移民がどのように生きたかを描いています。
ではBack to the Future、現代に戻ります。お、そういえばBack to the Futureの主演・Michael J. Fox氏はバンクーバー近郊のバーナビーの育ち。彼の名前の付いたシアターもある。あの映画に出てきた「未来」よりも先の時代を僕らが生きていると思うとなんだか(笑)ネクタイ一本しかしてないし。。。
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世界の住みやすい街ランキング、バンクーバーは常に上位にランクインしています。もともと19世紀に英国系の人たちがパラダイスを作るために入植してできた町なので、その頃から住みやすさを追求した街づくりをしていったのでしょう。この本はバンクーバーの住みやすさを地理学者の観点から書いています。
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そういえば、最近「恋」に関する日本のドラマを見ました。(いい年したおっさんが「いつ恋」のDVD見て泣くなよ、なんて言わないでくださいね。DVDの入手方法が知りたい方はお問い合わせください!!)恋のシーンって心を揺さぶられるんですよね。何かの魅力が見る人の心揺さぶるんですよね。ある人は旅先で人に恋をし、ある人は山に恋をして、またある人はその街に恋をする。今でも毎年多くの方がバンクーバーに行っては心揺さぶられるような恋をしています。作家の桐島洋子氏もバンクーバーに恋をした一人。50代のころから、多くの時間をバンクーバーで過ごしてきた彼女は、バンクーバーの何に惹かれたのでしょうか。
さて、トロントに住む読者の皆さんは、もしバンクーバーに行くとしたらどのように行かれますか?ほとんどの方は飛行機かと思いますが、中には我が家のように車で大陸横断を試みたいという方もいるかもしれません。私は一昨年、20年前から今まで恋し続けている女性と交代で運転しながらバンクーバーまで行きました。トロントでは見ることのできない各地の風景に出会えます。時間があって長距離運転が苦ではない方にお勧めです。
飛行機でも車でも、はたまた鉄道でも、バンクーバーに行きたいけど、なかなかいけないという方、バンクーバー発のレストランがトロントにも増えてきたので、まずは味で体験しておきましょう。秋になったらOCSギフトでバンクーバーから直送するカナダ産の松茸を買って、山の香りを感じるのもいいかもしれません!今から秋が楽しみだ~☆



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