クリスマスシーズンのケベックシティ | カナダ・ワーホリ海外旅行記【第63回】
#063 ケベックシティ
今月のレポーター 中島久留美さん
この冬、ケベックシティにVIA鉄道を使って旅行してきました。
VIA鉄道は日本の新幹線のように速くはないので、トロント-ケベック間は乗り換え時間も含め10時間くらいかかります。今回はオタワに途中で寄ったので、帰りだけ、長い移動時間となりました。VIA鉄道は飛行機よりも安くバスよりも快適で、景色を楽しむことができ、秋の紅葉シーズンは特に混むようです。今回は全面雪景色だったので、かなり空いていました。行きは特に空いていたのでボックス席に移動して、行儀は悪いですが足を伸ばして広々と使用することができました。
ケベックは世界遺産の街として有名です。クリスマスの時期に行ったので、町中がクリスマスツリーや飾りで溢れていて、とっても可愛かったです。クリスマスツリーはもちろん全て本物のモミの木を使用しているので迫力が違います。トロントやバリー以上に雪も積もっていて、非常に寒かったですが、可愛い街並みと綺麗なクリスマスツリーに白い雪が積もっている景色は本当に圧巻でした。
二泊三日の旅、初日と最終日はほぼ移動に取られてしまい、1日しか観光する時間がありませんでしたが、十分に楽しめました。氷点下20度の中の観光はかなりきついものがありました。ケベック、オタワに冬に訪れる際は、しっかりしたスノーブーツと厚手のコートを必ず身につけていくことをお勧めします。急な坂や一方通行の道が多く、慣れていないと運転は大変だなというイメージを受けました。
B&Bのホテルを出ると、リースがいっぱい飾られたお店が並んでいました。1つ1つのお店が可愛くて、全部にお邪魔していたらかなり時間を取られました。目指すはプチシャンプラン地区とそり滑り。プチシャンプラン地区は、一軒一軒のお店の外に小さなクリスマスツリーが置いてあり、夜には幻想的な雰囲気になっていました。クリスマスのためか、夜には合唱団が歌を歌っていて、より一層素敵な空間を作り出していました。
有名なパイのお店で食事をしたのですが、あまりの量の多さにびっくり。でも美味しかったです。伝統を守って古い建物を修復しながらも保ち続けていて、お店の中やウェイトレスの制服もとても可愛かったです。
ロワイヤル広場のすぐそばにそり滑りができるところがあり、伝統的な木のそりを使用していて、可愛い感じなのかなと予想していたら思いの外ものすごいスピードが出てびっくり。2人、3人でも一緒に滑ることができ、スノーチュービング並みの面白さがありました。すぐ横は展望台なので、綺麗な景色を見ながら滑り落ちると、とても気持ちよかったです。そばにはメープルシロップを雪に流し、固めて食べることができるメープルタフィを販売しているお兄さんがいて、思わず1つゲットしました。水飴のような感じで、とても美味しかったですが、溶けると垂れてきてしまって、食べるのが大変でした。
ケベックの冬はものすごく寒いので、日本から訪れるのはかなり大変だと思います。が、TORJA読者の皆さんなら、大丈夫でしょう!ぜひ、クリスマスシーズンのケベックシティに訪れることをお勧めします!
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