2017年はスポーツも熱い!!! 毎年恒例の注目大会を一挙紹介!!

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写真テーマ『2017年協力と更なる飛躍』撮影: 谷口 憲文

2017年は150周年記念事業もたくさん行われるが、スポーツ大国カナダでも様々なBIG世界大会が開催される。毎年恒例の注目大会も含めて一挙紹介しよう。

第47回体操世界選手権
10月2日~8日

第47回体操世界選手権が10月2日~8日にカナダ・モントリオールにあるオリンピックスタジアムにて行われる。体操世界選手権は国際体操連盟主催の夏季オリンピックと並ぶ体操界のビッグイベント。夏季オリンピックが行われない年に行われている。記憶に新しい2016年夏季リオオリンピックでは男子団体チームがアテネ五輪以来の金メダルを獲得し、女子団体チームも4位入賞と健闘した。今大会も日本チームには大きな期待がかかる。前回グラスゴー大会、団体戦で金メダルを獲得した日本男子団体チームは大会連覇を目指す。

しかし、2016年夏季リオオリンピック個人総合金メダルを獲得し、世界体操選手権でも個人総合6連覇中である内村航平選手が、五輪終了後、休養を示唆しており出場するかどうかは不透明である。内村選手には、ぜひ出場して欲しいところではあるが、内村選手以外にも日本には素晴らしい選手がいる。2016年リオオリンピック種目別跳馬銅メダリストで、前回世界選手権種目別ゆかでも金メダルを獲得している白井健三選手だ。

ひねり技を得意として、白井選手が成功させたゆかでの後方伸身2回宙返り3回ひねりは「シライ3」、跳馬での伸身ユルチェンコとび3回半ひねりは「シライ2」と国際体操連盟から命名されている。”Master Twist”、”ひねり王子”として注目される白井選手の演技に注目だ。

また、同大会ではオリンピックでの団体総合では1964年の東京オリンピック以来のメダル獲得にあと一歩と迫る4位入賞した女子体操チームにも注目。2015年グラスゴー世界選手権、2016年リオオリンピック金メダルのアメリカや中国、イギリスの壁を打ち破り悲願のメダル獲得に期待したい。そんな女子チームを支えるのは寺本明日香選手だ。寺本選手は2016年夏季リオオリンピックで日本女子52年ぶりとなる個人総合8位入賞を果たした。得意種目である段違い平行棒を生かしてメダル獲得を目指す。今秋、開催される世界体操、日本チームの躍進を見逃すことなく、手に汗握る緊張、興奮をぜひスタジアムで味わって欲しい。

2017世界男子カーリング選手権
4月1日~4月9日

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男子カーリングの世界一を決める男子カーリング選手権が4月1日~9日にカナダ・エドモントンで行われる。世界カーリング連盟(WCF)主催で1959年からスタートした歴史ある大会でカナダは24回の優勝で最多優勝国だ。

日本でも認知度が徐々に高まっているカーリング。カーリングとは氷上でストーンを滑らせハウスと言われる円の中心に近い場所に置き、その近さに応じて与えられるポイントを競う競技で、16投1エンドを先攻後攻で10エンド行う。4人の競技者と交代要員1人の計5人で構成されている。欧米、カナダで特に人気のスポーツで「氷上のチェス」と呼ばれている。

世界カーリング選手権は参加12ヵ国総当たりの予選が行われ、上位4チームがプレーオフに進出する。決勝トーナメントではまず予選1位vs予選2位と予選3位vs予選4位のプレーオフが行われる。予選1位vs予選2位の勝者はそのまま決勝へ、敗者は予選3位vs予選4位の勝者との準決勝へ進む。準決勝敗者は予選3位vs予選4位の敗者との3位決定戦へ。決勝は予選1位vs予選2位の勝者と準決勝の勝者で行われる。

All photo by World Curling Federation. Digital Asset Management Software by Third Light

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今年4月に行われる世界大会ではSC軽井沢クラブが男子カーリング日本代表として出場する。SC軽井沢クラブは昨年11月韓国で行われたパシフィックアジア選手権において、準決勝で韓国代表を延長の末に、決勝で中国代表を5-3で破り、優勝を達成し、今大会の出場権を獲得した。現在SC軽井沢クラブは5大会連続で世界選手権に出場している。前回スイス・バーゼル大会では史上最高成績となる4位入賞を果たしており、今年は初のメダル獲得へ大きな期待が寄せられる。

メダル獲得のためには、前回大会優勝のノルウェー、前々回大会覇者のスウェーデン、開催国カナダらライバルとの厳しい戦いに勝つことが必須となる。今大会は2018年平昌冬季オリンピックへ繋がる大切な大会であり、1998年自国長野で行われた冬季オリンピック以来出場権を獲得できていない男子カーリング日本代表にとって負けられない戦いである。緻密な戦略や頭脳が必要となる「氷上のチェス」をぜひ、会場で味わって欲しい。

WBSC U-18ワールドカップ
9月1日~10日

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WBSC U-18ワールドカップとは世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催で16歳から18歳の各国代表選手により隔年で開催される野球の世界大会である。その歴史は古く、1981年にアメリカでAAA世界野球選手権大会として第一回大会が行われてから18U野球ワールドカップ、そして、WBSC U-18ワールドカップと名前を変えて今回で28回目となる。

今大会は9月1日~10日にオンタリオ州北部のサンダーベイで開催される。11月15日現在、アメリカ大陸からアメリカ、キューバ、カナダ、メキシコ、ニカラグア、アジアからは日本、韓国、チャイニーズタイペイ、欧州からはイタリア、オランダの出場が決定している。後日決定するアフリカ、オセアニアの代表それぞれ1チームを加えた12チームで争われる。

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現在アメリカが3連覇しており、最多優勝国のキューバ、開催国のカナダらがアメリカの4連覇を阻むことができるかに注目が集まる。もちろん、2大会連続準優勝の日本代表にも悲願の大会初制覇を期待したい。日本代表は前々回大会、大阪で行われた前回大会と決勝戦でアメリカに、それぞれ2-3、1-2と惜敗しており、今大会は何としてもリベンジを果たしたい。日本代表はワールドカップの予選を兼ねたBFA U-18アジア野球選手権大会でチャイニーズタイペイを1-0で破り優勝し、6戦全勝と圧倒的な強さでアジアを制しており、その実力は確かなものである。

また、この大会はプロへの登竜門と呼べる大会であり、甲子園を沸かせたスターが、甲子園終了直後に同大会に臨む。前回大会ではオコエ瑠偉外野手(現・楽天ゴールデンイーグルス)が前々回大会には松井祐樹投手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)、森友哉捕手(現・埼玉西武ライオンズ)がプレーした。そして過去には、2004年AAA世界野球選手権大会時代にメジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手(現・テキサス・レンジャーズ)らも出場した。

All photo holder/credit to WBSC

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若手世代世界ナンバー1を決める大会として、球児たちのハツラツとしたプレーに期待したい。

2017 世界スプリント スピードスケート選手権 
2月25日~26日

Photo by Amo Hoogveld

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2017年、世界スプリントスピードスケート選手権が男女ともに2月25日~26日の2日間カナダ・カルガリーにて開催される。世界スプリントスピード選手権は国際スケート連盟(ISU)主催により1970年にISUスプリント選手権からスタートし、1972年から現在の名称となり、現在まで続く大会である。スピード競技会には2通りの競技会があり、オリンピック冬季競技大会、ワールドカップ競技会は単一距離を争う競技であるが、世界スプリントスピードスケート選手権は500mと1000mを、それぞれ2本ずつ滑り、タイムから算出されたポイントの合計によって争う競技会である。

前回2016年大会は韓国・ソウルで行われ、ロシアのパベル・クリズニコフ選手が優勝を果たした。スピードスケート男子500メートルの世界記録保持者であるパベル・クリズニコフ選手は2015年アスタナ大会、2016年ソウル大会と連覇している。今大会では3連覇と世界記録更新なるか、世界の注目が集まっている。そんななか、日本人として注目したいのは2010年バンクーバーオリンピックスピードスケート男子500メートル銀メダリストである長島圭一郎選手だ。2015年春に一度は現役を引退したものの、昨年の夏に電撃復帰。長島選手は、この大会では2009年モスクワ大会で銀メダル、2010年帯広大会では銅メダルを獲得しており、今大会での華麗なるカムバックに大いに期待したい。

女子ではアメリカのブリタニー・ボウ選手が2015年アスタナ大会、2016年ソウル大会と連覇しており、ブリタニー・ボウ選手の3連覇なるか注目が集まる。日本女子チームは2010年帯広大会、吉井小百合選手が獲得した銀メダル以来のメダル獲得を目指す。そんな日本女子注目は小平奈緒選手だ。小平選手は、2016年全日本スピードスケート距離別選手権大会500mと1000mを制しており、女子500m・1000mの現日本記録保持者だ。その実力は国内に留まらず、2015年にヘーレーンフェーンで行われた世界距離別選手権で銅メダルを獲得している。2014年ソチオリンピック後に拠点を1年間オランダへ移し実力を磨いた小平選手のメダル獲得に期待したい。