動物たちの保護区 Ralphy’s Retreat Animal Sanctuaryで学ぶ 動物愛護ボランティア体験レポート

犬や猫だけではなく、もっといろんな動物たちと触れ合う方法を探している…何か今までにチャレンジしたことのないものを経験したい方におすすめしたいのが、牧場や動物保護団体でのボランティア活動だ。トロント近郊にも、動物たちのお世話を手伝うボランティアを募集している場所がある。今回は編集部スタッフが実際に体験した動物保護のボランティアを紹介しよう。

牧草や人参を用意するお手伝い

動物たちを守りたい一心で生まれた保護団体

2004年に設立されたRalphy’s Retreat Animal Sanctuaryでは、子豚、猫、犬、雄鶏やアヒル、馬といった様々な動物たちと出会うことができる。そして実はこれらの動物たちは、以前に虐待を受けたり、捨てられたりしたペットや家畜たちなのである。ここではそのような動物たちを引き取り、安全な場所を提供、心と体の傷を癒し保護しているのだ。もともとは馬たちをメインに飼育していた同団体はこれまで100頭を超える馬やポニー、ロバたちを保護し、今ではその他の動物たちも同様に保護活動を続けている。

健気でまっすぐな瞳に吸い込まれそう

人と動物がともに生きることを学ぶために

この団体では来訪者向けに、動物たちとのコミュニケーションを通して人間と動物との関わり方を学び癒されるリトリートプログラムや、子供向けのキャンププログラム、ボランティアなど様々なプログラムが用意されている。

保護された動物と出会う


今回友達に誘われて参加したのは、ボランティアのプログラムだった。1日を通して動物たちへの餌やりや掃除、土日に開催されるイベントの準備などをお手伝いした。あくまでもこちらはボランティアなので、もしも馬に乗ったりというような動物との触れ合いや癒しをメインで考えているようであれば、リトリートのプログラムなどに参加するのが良さそうだ。ちなみに家畜たちへの餌を自分で持参して寄付するということもできる。馬達に人参をあげると、むしゃむしゃと美味しそうに頬張ってくれ、そんな様子を見ていると本当に心癒された。かつてこの子達が人間から虐待を受けていたり、捨てられたりといった現実が信じ難いほどだった。

左:同団体の看板 右:餌に群がる子豚たち


その後ボランティア参加者には昼食が振る舞われた。動物の保護団体というだけあって、普段あまり口にしないようなビーガン料理やベジタリアン向けの料理が並び、味も美味しく、初めて会った人たちと交流しながら食事を囲めるのは本当に楽しかった。

ボランティアに参加するとお昼ご飯がもらえる

ボランティアを通して感じた心の解放感と共生の学び

カナダではこのようなボランティアが非常に盛んであると聞いていたため、何でもいいからボランティアの経験を積みたいと思っていた私には願ってもいない機会となった、今回の体験。初めは無償で働くってどういうことだろう?と思っていたが、これまで学ぶことのなかった動物に関する知識や、人間と動物が共生していくために知っておくべきことなど、お金以上に大切な物を沢山学び、得ることができた。

馬たちとも沢山出会える


また、普段の忙しい日々の中でどこか閉塞的になってしまっていた心が、自然豊かな地での動物たちとのコミュニケーションを経て、すっかりオープンに解き放たれたような感覚になれた。動物はいつでも人間に無償の愛を注いでくれる存在だ。だからこそ、私たち人間の手で、動物たちの命を救い、これからも一緒に支えあって生きていける道を探したいと心から思った。



今回ボランティアをした動物保護団体

Ralphy’s Retreat Animal Sanctuary

85 Dancey Side Rd, St Williams, ON
ralphysretreat.ca
+1 519-586-8083