H.I.S.冬はやっぱりオーロラ鑑賞

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極寒地方で見られる発光現象 「オーロラ」の語源は、古代ローマ神話の「夜明けの女神」の名前からと呼ばれ、遠い海を旅する道標とされてき。その名にふさわしく夜空に繰り広げられる神秘的な光の舞はとっても幻想的で、現代の科学でも100%解明されていない神秘的なこの現象は、太陽から放出されたプラズマが、空気中の酸素や窒素などの原子と衝突する際に引き起こされる放電現象とされている。地球がこれらのプラズマを引き寄せる力の強い(磁気の強い)オーロラの発生地をオーロラベルトと呼び、地球の地軸(磁極)を中心にドーナツ状に取り巻いているため、北緯65~70度周辺がオーロラ観賞に適していると言われている。北緯65度付近にあるグリーンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン北部、フィンランド北部の各都市、そしてカナダではイエローナイフがオーロラベルトに位置している。太陽から吹いてくる電子や陽子などの帯電性粒子の風(太陽風)が地球の磁気圏にとらえられ、磁力線に沿って極地地方に降り注ぎ、超高層大気にある酸素や窒素の原子に衝突するときに発生する。アメリカ海洋大気圏局によると、太陽の黒点活動のピークは2012年といわれている。オーロラの裾の部分が地上から約90kmあたりに見えるのが一般的だが、300~400kmの上空に出現するものもある。最も強く発光するオーロラは、110km前後に現れる。雲がかかるのは通常10km以下の上空なので、オーロラ観賞に晴天は必須。曇り空が多い北欧の観賞地に比べ晴天率の高いイエローナイフは観賞率NO1を誇っている。北欧で観賞できなかった旅行者が翌年イエローナイフへやって来るほどの人気を誇っている。オーロラのオーソドックスな色は白っぽい緑。それに続いて青。ピンクや赤など肉眼では判別しにくいオーロラも写真などでは比較的可能。

そんなオーロラの街、イエローナイフはノースウェスト準州の州都、開拓時代の面影を残す田舎町。オーロラ観賞に適した湖畔の街で大自然がつくる神秘に出会う。冬は晴天が多く乾燥しているため、抜群の観賞率を誇り、近年は夏オーロラの観賞も盛んになっている。先住民が使っていた銅製のナイフや道具の色から彼らをイエローナイフ族と呼び、それがそのまま町の名前の由来になっている。世界中から”オーロラハンター”達が集まることで知られ、日本からも毎年多くの人がここに訪れており、オーロラ観賞専用施設の「オーロラビレッジ」では、人口の光に遮られることのない本当の輝きを見ることができる。