MUJI AWARD Exhibition

MUJI AWARD Exhibition with Poster Archive Exhibition

10月16日から11月15日まで@Square One Shopping Centre

今回で第4回目を迎えたMUJI AWARDは2006年から不定期で開催されている国際デザインコンペティションだ。第1回は「隅」をテーマに人々の目につかない所から「なるほど」とうなずける生活用品の提案を募った。第2回では「RE」をテーマに改めて気づかされる視点や新たな切り口から生活用品の提案を募り、現在でも販売されているその次があるバスタオルが金賞に選ばれた。第3回では足なり直角靴下のように先人の知恵から学び、永く使われてきたものの良さを発見する「Found MUJI」をテーマに行われた。

今回はこの先10年、50年、100年と存在し続けるデザインを新しい角度から発見していく「未来のくらしに続くデザイン」をテーマに行われ、世界49カ国から4824作品が集まった。その中から審査員によって選出された受賞作品は、中国各地、台湾、香港、日本各地で展示会が開かれた。そしてカナダ2号店オープンに先立ってSquare One Shopping Centreでの展示会が決定した。

選ばれた作品は金賞2作品、銅賞5作品、各審査員賞1作品、そして入選が18作品。2つの金賞作品は収納場所に困る小物を本のかたちをした箱に収め本棚にたてて収納できるという「収納の本」と、石で路面に絵や文字を描く行為から発想を得た「石ころチョーク」。どちらがよりMUJIらしいかという議論の末、決着がつかず2つとも金賞という形で収まった。他の作品も含め無印良品アドバイザー・プロダクトデザイナーの深澤直人審査員は「作品の多くがMUJIの思想や哲学をよく理解した上で考え抜いたものであったのは大変好ましく、このアワードが生活に役立つものをさりげなく差し出すという、生活の背景を整えるブランドとしてMUJIの立場を広く理解してもらうことに役立ったと思う。」とコメントしている。

入選作品の多くは藺草を装飾的に編む伝統技術をカーテンのデザインに応用したIris Weave Curtainや台湾の最初期の頃の看護椅子からアイディアを得た乳椅Ru Chairのように昔からあるものを現代の生活に組み込む作品や、使用後にそのまま捨てることができる紙の三角コーナー、どんな壁にも立てかけられる傘LEAN ON ME、管理ができる画鋲STACK PINのようにありそうでなかった便利なアイテムが選ばれている。

■ 王澍審査員賞 stick of light

36℃[上田和弘/上田尚弘/上田友美]作
照明機能がついたステッキ。高齢者の多い日本では安全や防犯などあらゆる面で活躍することの多いアイテムになるだろう。

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■ ヘルムートエスリンガー審査員賞

水のボトルを誰でも開けられます 羅鈺瀅 作
従来の丸いキャップに代わり、力の加えやすい四角いキャップで誰でも簡単にボトルを開けられるようになる。

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さらに今回の展示会ではMUJI AWARD入選作品に加え、無印良品のポスター展示も同時に行われる。展示されているポスターは創立当時の1980年のものから2000年のものまで無印良品の歴史を辿ることのできる展示内容になっている。

「わけあって、安い」と謳われた1980年のポスターでは背景の文字群それぞれがなぜ良い商品を安く提供できるのか、そのわけが綴られている。無印良品の成り立ちが象徴されるこのフレーズは素材の選択、工程の点検、包装の簡略化などを通して生み出された低い価格の良品を指している。自然のままなシンプルなデザインで生活の合理性にも結びついてる良品には理由がある。それが無印良品の始まりだった。当時は家庭用品9品目、食品31品目の合計40品目だった。

muji-award-exhibition-with-poster-archive-exhibition-03青山に直営店第1号店を出店し話題となった1983年には「自然、当然、無印」のキャッチコピーで無駄な包装やプロセスを整理して、モノそのものの良さを提案する。取り扱い品目も418品目と大幅に品数を伸ばしていった。


muji-award-exhibition-with-poster-archive-exhibition-041992年にはより高品質のブルー無印をスタートさせ、消費者ニーズの多様化に合わせた展開を始めた。日常生活の中でどこでも見つけることができそうで、実際はいままでなかったモノや見つけることが難しかった商品の並ぶ無印良品らしい「どこにでもあるけど、どこにもないもの。 」というポスターは印象に残っている人も多いのではないだろうか。


muji-award-exhibition-with-poster-archive-exhibition-05誕生20周年を迎えた2000年。欧州ビジネス強化に取り組みながら「ロンドンに、パリに、MUJIの風が吹く。」 と謳ったスタイリッシュなポスターが描かれた。国内展開では日本最大、最新の無印良品プラッツ近鉄出店に至り、取り扱い品目は4000品目を超えた。

この展示会は今月15日まで開催されており、入場料無料なのでMUJIの世界観に浸りに是非一度足を運んでもらいたい。

MUJI AWARD Exhibition with MUJI Poster Archive Exhibition
10月16日から11月15日まで
場所:Square One Shopping Centre 入場無料
muji.com/ca


MUJI AWARD Exhibition with MUJI Poster Archive Exhibition
10月16日 オープニングレセプション

MUJI CANADAは11月7日ミシサガのSquare One Shopping Centreに2号店をオープンするのに先駆け、同店の隣で2006年から不定期で行われてきたMUJI主催のデザインコンペティションから選ばれた受賞作品と無印良品の歴史を感じさせてくれる長年のポスターの展示が催されている。オープニングに際して、MUJI CANADAの秋田徹社長は、「カナダでの初めてのエキシビションをこのように開催できて非常に嬉しいです。このミシサガはダウンタウンに比べるとリピーターとなるお客様が非常に多く存在していると考えています。こちらで生活をされている方に愛されるお店にしていくということをしっかりやっていくことが大事だと思います。1号店オープンの時には残念ながら取り扱えなかった食品や子供服など、新しい商品を幅広く取り揃えておりますので、ミシサガにお住まいの方はもちろん、ダウンタウンにお住まいの方も是非足を運んでいただければ嬉しく思います。」と2号店にかける意気込みを語ってくれた。

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オープニングで挨拶をするMUJIカナダの秋田徹社長

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どこか懐かしく感じるクオリティ高いポスター

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Square OneジェネラルマネージャーGreg Taylor氏と秋田社長

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2号店と展示会場は2階に位置する