きゃりーぱみゅぱみゅ、『NANDA COLLECTION WORLD TOUR 2014』トロント公演ライブルポ

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きゃりーぱみゅぱみゅ『NANDA COLLECTION WORLD TOUR 2014』in Toronto

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アーティスト活動とファッション面での活動を掛け合わせ、『HARAJUKU』文化のアイコンとして全世界から注目を浴び続けるきゃりーぱみゅぱみゅ(以下:きゃりー)が、3月7日にトロント公演を行った。
自身2度目となるワールドツアー『NANDA COLLECTION WORLD TOUR 2014』で、今回初めてカナダの地に降り立ったきゃりー。そんな彼女のカナダ初ステージは、一面を氷に覆われたオンタリオ湖、そしてその先にダウンタウンを臨む、ライブハウス・Sound Academyにて行われた。
会場は開場時間前から多くの観客で賑わい、その中にはフェアリーやゴシック、ロリータといったファッション、そしてきゃりーのコスプレをした観客の姿も見受けられ、周辺には通常の音楽ライブとはまた一味違った『イベント感』が漂っていた。観客は若い世代を中心に幅広い世代の地元民が多く、トロントからはもちろん、十何時間をかけてトロント郊外から駆けつけたファン、さらには早朝6時から寝袋持参で待っていたファンもいたほどで、チケットはソールドアウト。3000人を超えるキャパシティを持つライブハウス『Sound Academy』を埋め尽くしたファンたちに、どれほど多くの人が彼女のカナダ公演を待ち望んでいたのかが伺えた。

会場に入り、開演時間間近ともなると3000人を超える人々のきゃりーコールが巻き起こって、その声は鳴りやまない。そうして開演時間を少し過ぎて、『なんだこれくしょん』のSEとともに、4人のダンサーが颯爽と登場、観客を煽って会場を盛り上げる。そして遂に「Yeah—-! Everybody—!」の声とともにきゃりーがステージへと登場、会場からは悲鳴にも似た絶叫が響き渡り、熱量は一気に急上昇。そのまま次曲『インベーダーインベーダー』へとその熱はさらに加速していった。

MCでは「Hello! Everybody! こんにちは!きゃりーぱみゅぱみゅです、よろしく!」と、英語と日本語を交えてあいさつ。「This is my first time in Canada! I went to Niagara Falls yesterday. It was so amazing!」と、前夜にライトアップされたナイアガラを満喫したことを明かし、「Thank you for coming everybody! Have fun! よろしくー!」と観客たちを自身の世界観へと招待した。『にんじゃりばんばん』の曲前では観客たちに振り付けをレクチャー。振り付けをマスターした観客たちはきゃりーと一緒に「Ninjyari-banban!」と声を合わせ、体を動かしていた。

今公演のセットは垂れ幕が6枚、そして中央にスクリーンというシンプルなものであったが、『カワイイ』ファッションのアイコンであるきゃりーやピエロのような姿をしたダンサーたちが舞台を駆けまわれば、ステージは一気にきゃりーワールドへと変貌する。曲間でもキュートなウサギやクマが登場してオーディエンスを煽ったり、落語やツッパリといった日本を象徴する文化を交えた映像制作で笑いを誘うなどきゃりーワールドは続いた。まるでおもちゃ箱の中にでも迷いこんだかのように、独特の世界が作り出すキラキラやドキドキ、ワクワクがぎゅっと詰まった彼女のステージは、まさに『なんだこれくしょん』という言葉がぴったりだ。

その後も新曲『ゆめのはじまりんりん』や『PON PON PON』『ファッションモンスター』『CANDY CANDY』など海外での人気の高い楽曲を披露。アンコールでは『See you next time』の意味を込めた『ちゃんちゃかちゃんちゃん』で、トロントの観客たちとの再会を強く約束。観客たちは名残惜しさを感じながらも、また次のステージできゃりーと出会えることを信じて、ライブの余韻に浸りながら帰路へと着いた。

21歳という若さで確かな自身の世界観を構築し、国内外を含め多くの人々を魅了し続けるきゃりー。この勢いをそのままに、さらなる成長を遂げた彼女と、またこの地で出会えることに期待したい。
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