カナダらしい学び

留学といってもそのスタイルはそれぞれ。せっかくのカナダ。
英語の次はカナダらしい専門分野での学びにチャレンジしてみてはいかがだろうか。


ナイアガラカレッジ
ワイン産業について学ぶ

カナダ唯一のTeaching Winery

カナダ唯一のTeaching Winery

キャンパス内にあるぶどう畑では様々な種類の ぶどうが育っている

キャンパス内にあるぶどう畑では様々な種類の
ぶどうが育っている

ぶどう栽培については実際に育てながら学んでいく

ぶどう栽培については実際に育てながら学んでいく

樽を1つずつ確認しワインを出来を見る

樽を1つずつ確認しワインを出来を見る

真夜中の手摘み作業

真夜中の手摘み作業

各生徒が作ったワインは教授陣によって評価される

各生徒が作ったワインは教授陣によって評価される

アイスワイン醸造のため、真夜中に凍ったぶどうを手摘みする生徒

アイスワイン醸造のため、真夜中に凍ったぶどうを手摘みする生徒

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カナダ最大のワインの産地として知られるナイアガラに位置するナイアガラカレッジ。ここでは世界的に認められつつあるカナダワインについて学ぶことができる。1967年に設立されており、ホテル、観光業の盛んな土地柄を生かし、充実したインターンシップパートナーや地域密着型のコミュニティーで勉学に励む環境が整っている。

ナイアガラカレッジでは様々な角度からワイン産業について学ぶ環境が整えられている。キャンパス内の約16ヘクタールのぶどう畑に加え、2000年に設立されたカナダ唯一のTeaching Wineryを有し、各生徒はぶどう栽培からワイン醸造、セールス&マーケティングまで総合的且つ実践的に学ぶことができる。就学内容や就学期間の異なるコースが揃っているので自分にぴったりのコースを見つけて欲しい。

1. Winery and Viticulture Technician

就学期間:2年間(4セメスター): Diploma取得
ぶどう栽培からワイン醸造までナイアガラカレッジで一番ワイン産業について詳しく学ぶことのできるコース。1年次と2年次の間にField Placemenが含まれており、実質修了までにかかる時間は5セメスター分だが、その分十分な実践的スキルや知識、経験を得ることができるのが魅力だ。このコースでは1セメスター目から実際にワイン作りを始め、それに必要な科学薬品の知識や数学、生物学などを同時に学んでいく。またぶどう栽培に向けてナイアガラの気候や土壌に加え、世界地理、ワインの歴史などについても触れられる。2年次には更に高度な生物学や醸造学について学びながら農機の扱い方やぶどう栽培マネージメント、ワインテイスティング、ラボでのワイン評価方法の勉強、セールス&マーケティングとより全体的にワイン産業についての知識を蓄え卒業に備えることになる。

卒業後の進路はワイナリー関連の仕事に就く生徒が多く、醸造だけでなくぶどうの栽培、セールス&マーケティングに関わる仕事から、ソムリエ、ワイン研究など幅広いキャリア選択が可能だ。また条件を満たせばカナダのBrock University、アメリカのCornell Universityへの編入が可能。

2. Wine Business Management

就学期間:1年間(2セメスター): Graduate Certificate取得
このコースではワイン造りに関してではなく、ワインビジネスに特化したコース。ワイン作りの環境管理や規制環境、人事や経理、金融学などのビジネスの基礎をしっかりと学び、その上でワインに特化したセールス&マーケティングの手法、カスタマーリレーション、そしてイベントマネージメントやワインツーリズムなどのホスピタリティー関連についても勉強する。年々拡大しいているナイアガラのワイン輸出について学ぶ機会もあり、幅広いビジネススキルを身につけることができるコースだ。インターンシップなどは含まれていないが、授業の一環としてTeaching Winery内のラボで品評方法の学習、ワイン工具の実習、ぶどう畑やワイン作りの視察実習などを通してより実践に近い経験を積むことができる。

卒業後の進路はワイナリーマネージメント、営業職、小売店などの他にもワインツーリズムやイベントマネージメント、更にワイン輸出業関連と幅広いチャンスが用意されている。

上記2コース以外にも成人向け生涯教育の分野でワイン産業について勉強できるコースも用意されている。下記コースはパートタイムでの就学が可能で自分のペースに合わせて履修する教科数を選ぶことが可能。これなら仕事を続けながらキャリアチェンジ、キャリアアップに繋げることも夢じゃない。
3. Wine Marketing and Management

就学期間:半年から最大5年(6教科)
Certificate of Achievement取得
2番目のコースと非常に近しいコースでワインビジネスに特化している。ワインの正しい品評方法を学んだ後、セールス&マーケティング、ワイナリーマネージメント、ビジネスオペレーションといったカナダ国内でのワインセールスに必要な知識を得ることができる。卒業後はワイナリーマネージメント、営業職、小売店などへの就職や他ワイン関連コースへの編入。

4. Wine Making I

就学期間:半年から最大5年(7教科)
Certificate of Achievement取得
1番目のコースに近いが、こちらはワイン作りに特化したコース。ワイン醸造に必要な化学薬品、生物学などを学ぶと同時にTeaching Wineryで実際にワイン作りを行う。できたワインの品評方法まで学ぶことで卒業後はワイン学者やワイン研究者からセラーマネージメント、小売店まで幅広い選択が可能だ。もちろんWinery and Viticulture Technicianへの編入も可能。

5. Master Taster

就学期間:半年から最大5年(6教科)
Statement of Completion取得
ワインテイスティングの技術を学ぶコース。鼻や舌、目などからワインを品評する以外にもラボ内での品評方法を学ぶ。更に国、地域別にワインの歴史や作られ方、気候、土壌を勉強することでワインテイスティングの基礎を作り上げる。フードペアリングについても学習するので卒業後はワイナリー以外にもホテルやレストランなどホスピタリティー関連の進路が多い。


ブリティッシュ・コロンビア大学
森林学部

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材木輸出が盛んというイメージの強いカナダで学ぶことができるユニークなプログラムの一つが森林学。カナダで最大の森林学部を構えるのが世界大学ランキングでも常に上位に位置するブリティッシュ・コロンビア大学(以下UBC)。優れた施設や研究機関が完備されており、学生達にとって充実した勉強ができる環境が整っている。

UBCの森林学部は、現在学科が森林学、森林科学、天然資源保護、ウッド・プロセッシング(木材加工)の4つに分かれているが、2015年度からは都市森林学(Urban Forestry)が新設される予定である(現在政府より最終認可待ち)。各学科は通常の4年制の他、インターンシップ制度が含まれたCo-Op 5年プログラムもあり、学生達は授業で学んだ技術や理論を現場で実践・体験することができるようになっている。また国際的な教養を施すことにも力を入れていることから森林学部だけで18か国25大学と提携を結んでおり、プログラムによっては他国で最長1年間の留学も可能だ。卒業時に与えられる学士号は、Bachelor of Science(理学士)(*都市森林学を除く)。卒業後の主な進路先は、専攻プログラムによって異なり、環境科学系、エンジニア系、木材・木材製品業、生態学系、持続可能な資源マネジメントなどがある。同じ森林学部とはいえ、特色が大きく異なる各専攻プログラムとその内容をご紹介しよう。

1. Forestry(森林学)

森林の運営や森林資源の活用法を学ぶことができる学科。専攻できるプログラムが2つあり、どちらもカナダの8つの州で森林学者になるために必要な必須履修項目を満たしている。生物学、物理学、社会科学などが履修科目に含まれるが、学ぶ視点や置かれる重点がプログラムによって異なる。

  • Forest Resources Management(森林資源マネジメント)
    森林という資源をいかに社会にとって理想的な製品やサービスとして提供できるかという観点から学ぶプログラム。こちらは更に森林学を営む用途ごとに3つの特化プログラムに細分化されており、幅広い状況下で対応するスキルや知識を身につけるIntegrated Resource Management、地域や先住民族と密着したマネジメントを学ぶCommunity and Aboriginal Forestry、そしてグローバルな森林学分野における人材を輩出するための International Forestry がある。北米ではこの分野の教養がある人材が不足がちなため、卒業生の就職先は政府や森林・環境コンサルティング業界であることが多い。
  • Forest Operations(森林運営)
    森林の運営を学ぶことに重きが置かれているこのプログラムは、森林土地使用や運営に関わる学術分野を幅広く学ぶ。履修するコースには、森林生態学、森林保護、漁業、水文学、野生動物、林学システム、資源マネジメントなどが含まれる。細分化されたプログラムとしては、特化専攻プログラムとしてHarvest Planning & Engineering で森林運営に携わる技術者や運営者として欠かせないスキルや知識を学ぶか、よりビジネスとしての側面から森林運営を学ぶ Commerce を副専攻として選ぶこともできる。卒業生の進路もより技術的な職種が多く、森林開発エンジニアや森林街道や材木系エンジニアなどがある。
2. Forest Sciences(森林科学)

森林が生物生態系へもたらす影響を科学的な視点から学ぶ学科。特に生物学と環境科学に基づいて森林生態系を理解することに焦点が置かれている。関連科学分野の単位は必修で、学生達は専攻2年目の間に自分の専門分野を決めることが義務付けられている。専門分野は、生態学、昆虫学、森林火災科学、森林遺伝子学およびバイオテクノロジー、林学、森林土壌、野生生態学など。学生達は授業内で学んだことを実践・応用することが常に求められ、野外でのラボセッションやフィールド・スクールと呼ばれるグループでの野外実践型授業も必須となっている。学科修了にはプログラム・ディレクターから履修内容の承認を得なければならない。卒業生は主に森林生態学や森林生物学分野での専門家や研究者になることが多く、卒業後も大学院に進むことが多い。

3. Natural Resources Conservation(自然資源保護)

自然環境保護に携わる仕事で活躍するために必要な知識やスキルを習得することができる学科。社会との関連性が強いため、学ぶ分野は自然科学や社会科学の他にも政治や社会経済、テクノロジーなど多岐にわたる。しかし、中でも重きを置かれるのがコミュニケーションスキルで、口頭や文章における一般の人々へのアプローチの仕方なども学ぶ。学科履修2年目終了時には、リサイクル可能な天然資源のマネジメントやプランニングをより地域に密着した形で学ぶScience and Managementか、より国際的な視点から学ぶGlobal Perspectivesのどちらかを専攻として選ぶ必要がある。どちらのプログラムの卒業生も政府やNPO、教育機関などに就職することが多い。

4. Wood Products Processing (木造製品加工)

木材を素材という観点で学び、木造製品施設で管理職に就く能力を養うための工学やビジネススキル、問題解決能力などを身につけることを目的とした実践的な学科。森林学部内のDepartment of Wood Science という独立した学科の下にあり、学術的な知識だけでなくインターンシップ制度を通して就職につながる経験も得ることができる。またUBC内に建設されたCentre for Advanced Wood Processing というカナダ国立木造製品加工教育・トレーニングセンターでは革新的なプロジェクト企画に参加する機会を提供しており、過去には2010年バンクーバー冬季オリンピックのアウトドア用家具や表彰台のデザイン・製作プロジェクトなどに生徒が参加している。職業訓練と教養を兼ね備えたプログラムであるため就職率が高く、卒業生の6割は卒業後まもなく安定した職業に就いているという特徴がある。

5. Urban Forestry(都市森林学)

新年度より開設予定の新しい専攻学科で、都市部や郊外、田舎・田園地域における森林や緑化システムなど森林と人間の生活との関係性に焦点を当てたプログラム。気候変動、健康な森林とそのマネジメント方法、都市生態系、人間の健康とレクリエーションなどを学び、データ分析やプランニングスキル、コミュニケーションスキルを身につける。与えられる学士号はBachelor of Urban Forestry(都市森林学号)の予定。
*2015年度より開設予定:政府の認可待ち

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