TORJA試食レポート カルフォルニア米 “玉錦”
毎日の食事に欠かせない日本人の心『お米』
お米の種類は大きく分けて、ジャポニカ米・インディカ米・ジャバニカ米の3種類。日本でおなじみのお米はジャポニカ米と呼ばれ、炊飯に適しており、炊くことでツヤや粘りがでるのが特徴的だ。中でも私たちが美味しいと感じるお米は独特な香りや粘り、甘みがあり、時間がたってもその香りと粘りが維持できることが条件となっている。
これらはお米の種類によって大きく変わり、ごはん好きの人ほどその違いに敏感だ。そんなごはん命の皆様に編集部がお勧めしたいのがカルフォルニア米“玉錦”だ。
玉錦ってどんなお米?
北米で手に入るジャポニカ米は主にカルフォルニア州のサクラメントバレーで生産されており、玉錦は同エリア内の限定農家で丹念に作られた良質の“コシヒカリ”に、最高級品種の“ゆめごこち”を加えたブレンド米だ。しっかりした甘みと粘りがあり、カピカ仕上げで丁寧に磨き上げられたお米なのでさっと洗うだけで美味しく炊けるのもポイント。
お米を炊飯器に移し、研ごうと手を入れた瞬間に感じたなめらかさから丁寧に育てられ、磨き上げられたお米なのだな、と感じた。本当にさっと洗うだけで大丈夫なので、育児の合間に時間と戦いながら食事の準備をする主婦には嬉しい。この時は少し小粒に感じたお米もツヤツヤに炊き上がり、しっかりした粘りとモチモチ感十分な食べ応えで、特に気になることはなかった。
ただ、その日の夕飯時にはごはん大好きな旦那から特別なリアクションはなく、“あれ?あんまり好きなお米じゃないのかな。”と不安になったが、次の日、仕事から帰ってきて一言、“もしかしてお米変えた?昨日はすごくうまく炊けただけだと思ったけど、お弁当に入ってた今日のごはんは冷めても美味しかったよ。”と教えてくれた。近年北米で買えるお米の種類も増え、炊き立てがある程度美味しいお米はとても増えたと思うが、冷めても粘りと甘みを失わない玉錦はとても底力のあるしっかりしたお米なのだろう。
“安定した美味しさだね。”と満足そうにおかわりをする旦那。毎日食べるお米は特別意識しない人もいるかもしれないが、ごはんが美味しいからこそ、他の料理の味が引き立ち食事が楽しくなる。カナダにいるから、と諦めていた部分もあったが玉錦のように美味しいお米もある!!と再確認できた今回の試食レポート。
読者のみなさまも食欲の秋をより一層楽しむために、納得のいくお米を用意していただきたい。