トロント国際映画祭(tiff) の季節がやってきた!

9月10日 〜 20日
年に1度の映画の祭典!
トロント国際映画祭(tiff)の季節がやってきた!

今年で40周年を迎えるトロント国際映画祭(TIFF)、世界4大映画祭にも数えられる、北米最大規模の権威あるこの映画祭はその多くが世界、北米初公開作品で構成されている。ノン・コンペティション形式のため、最高賞である観客賞は審査員投票ではなく観客投票によって決められ、商業目的ではない映画を愛する映画ファンの映画祭としても知られている。また近年、観客賞を受賞した作品「プレシャス」や「英国王のスピーチ」などの作品がオスカーを受賞またはノミネートされており、米国アカデミー賞の前哨戦としても注目されている。毎年、世界各国からのメディア、配給会社、バイヤー、映画監督、有名俳優がトロントに集結する。2014年は79ヶ国から集まった長編289作品、短編103作品が上映され、日本からは塚本晋也監督の「野火」や廣木隆一監督の「さよなら歌舞伎町」、砂田麻美監督の「夢と狂気の王国」など10作品が正式出品された。これまでにも北野武監督の「座頭市」や、園子温監督の「希望の国」、「地獄でなぜ悪い」などが賞を受賞するなど、日本映画は常に高い評価を受けている。今年は8月中旬現在で上映が決まっている邦画は5作品。ここではAsian Programming Associateの高畠晶さんのコメントとともににラインナップを紹介する。場所と日時は変更になる可能性があり、またその他の作品情報も更新されるのでホームページで最新情報を確認しよう。一般向けのチケット販売は9月6日から。
TIFFホームページ / tiff.net


tiff-2015-01

あん / An

コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門 / 北米プレミア 113分
監督:河瀨直美
出演:樹木希林、永瀬正敏ほか

ドリアン助川の原作を世界を舞台に活躍する河瀨直美監督が映画化。どら焼き屋を舞台に前科のある雇われ店長とそこで働くことになった老女の心の通い合いを描いたヒューマンドラマ。辛い過去を背負い、人間の尊厳を奪われても生きようとする老女を樹木希林が味わい深く熱演。樹木の実孫や、樹木と初共演した市原悦子などキャストも話題に。「ストーリーも、樹木希林や永瀬正敏の迫真の演技も素晴らしいです。泣けるのでハンカチを忘れないように!」

9/14(月) 4:45PM Isabel Bader Theatre
9/16(水) 9:15AM Cinema 4
9/20(日) 12:15PM Jackman Hall

初回に河瀨監督と樹木希林、2回目に樹木希林が登壇予定


tiff-2015-02

極道大戦争 / Yakuza Apocalypse

ミッドナイトマッドネス部門 / 北米プレミア 125分
監督: 三池崇史
出演: 市原隼人、成海璃子、リリー・フランキーほか

『十三人の刺客』、『着信アリ』などで知られる鬼才、三池崇史監督のオリジナル作品。バンパイアのヤクザに噛みつかれた人間が次々とヤクザ化してしまうという荒唐無稽な世界を描いたサバイバルアクションエンターテイメント。「三池監督、豪華な俳優を使ってやりたい放題過ぎです(笑)!何でもありの三池ワールドが炸裂!!」

9/18(金)11:59PM Ryerson Theatre
9/19(土)3:00PM Scotiabank 2

三池監督が登壇予定


tiff-2015-03

海街diary / Our little sisters

マスターズ部門 / 北米プレミア 126分
監督:是枝裕和
出演: 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶほか

『そして父になる』『誰も知らない』などで国際的にも高い評価を受ける是枝裕和監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通し、家族の絆を描く。「こんな美しい姉妹がいたら惚れちゃいます。鎌倉の四季も素敵で、監督の優しさを感じられる映画です。」

9/12(土)4:45PM Cinema 1
9/13(日)12:00PM Isabel Bader Theatre


tiff-2015-04

岸辺の旅 / Journey to the shore

コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門 / 北米プレミア 128分
監督: 黒沢清
出演:深津絵里、浅野忠信、蒼井優ほか

失踪して3年経つ夫が幽霊になって妻の元に帰ってきて、自分がお世話になった人々を妻といっしょに訪ねる旅を始める。失われた時をめぐる中でお互いへの愛情を改めて感じるものの、別れを告げる時間は迫っていた…。湯本香樹実の原作を、名匠・黒沢清が映画化した叙情的なオトナのラブストーリー。今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門にて、日本人初となる“監督賞”を受賞した作品。「家族が亡くなってもこんな風に普通に戻ってきてくれると嬉しいなぁ。幽霊になっても浮気を問いつめられてうろたえる浅野忠信がお茶目。」

9/16(水)9:45PM Scotiabank 10
9/18(金)12:00PM Jackman Hall
9/20(日)9:30PM Scotiabank 13


tiff-2015-05

ひそひそ星 / The whispering star

コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門/ワールドプレミア 100分
監督:園子温
出演:神楽坂恵ほか

日本家屋の形をしたロケットに乗ったアンドロイドが惑星から惑星へ荷物の配達をしている。廃墟の様な惑星の様子は全編福島の避難区域で撮影され、アンドロイドを演じた神楽坂恵以外の登場人物は福島で現在も仮設住宅で暮らす人々。「SFながらも福島の現状がひしひしと伝わります。未だに自宅に帰れず避難所に暮らしている多くの人がいる現実を忘れてはいけない、という監督の真のメッセージが伝わります。」

9/14(月)10:00PM Isabel Bader Theatre
9/16(水)7:00PM Scotiabank 10
9/19(土)7:00PM Cinema 2

舞台挨拶情報

■ バケモノの子 / THE BOY AND THE BEAST
9/13(日) 3:15pm TIFF Bell Lightbox ※細田監督 登壇予定

■ あん / An
9/14(月) 4:45PM Isabel Bader Theatre ※河瀨監督と樹木希林 登壇予定
9/16(水) 9:15AM Cinema 4 ※樹木希林 登壇予定

■ 極道大戦争 / Yakuza Apocalypse
9/18(金)11:59PM Ryerson Theatre
9/19(土)3:00PM Scotiabank 2
※三池監督が登壇予定