日本で輝き続けるワーホリ先輩に聞く!#01

ワーホリよ、大志を抱こう! 目標に向かって日本で輝き続けるワーホリ先輩に聞く!
年間6000千人以上ともいわれるワーキングホリデーが訪れるカナダ。新たなキャリアアップのため、就職活動のための英語のブラッシュアップ、自分探しなどなど目的は人によって様々だ。今回紹介する3人は「働く/就職」というキーワードを胸にカナダでワーホリ生活を送り、その経験を糧に日本に帰国後、目標にむかって仕事に打ち込む男女達。彼らにカナダ時代を振り返ってもらうとともに今その経験がどのように活かされているかを教えてもらった。

working-holiday-shinichiro-ikoma-01生駒 信一郎 (35歳)

2006年〜2007年 26歳の時にワーホリビザで来加
語学学校(4mo.)→ビジネス学校(1.5mo.)→インターンシップ(6mo.)→*観光ビザ3ヶ月取得→就職活動→lululemonに就職→トレーニング(1mo.)→帰国
★現在のお仕事:豊田合成トレフェルサ 広報兼通訳(Vリーグ機構加盟バレーボールチーム)
★座右の名:ポジティブこそが成功の鍵
★将来の夢:何歳になっても好きなことに挑戦して生きていきたい
★またカナダに戻ってきたいですか?:はい

ワーホリ時代、飛び込み営業などで英語力やコミュニケーション能力を磨き、カナダを代表するウスポーツウェアブランド”lululemon athletica”で就労ビザを獲得し、その後、日本の立ち上げスタッフとして帰国。現在はプロ・バレーボールチームで広報兼通訳として英語を使った仕事に取り組む。多くのワーホリが憧れるカナダで就職、日本で英語を使った仕事に就くといった道を歩んでいる生駒さんにその道のりを聞いた。

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豊田合成トレフェルサ集合写真

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監督との2ショットファン感謝デーにて監督スピーチ


ワーキングホリデーでカナダに来て良かったと思うことを教えてください。

勇気を出してカナダ留学に行って本当によかったなと感じています。自分の人生の新しいキャプチャーが始まった、そんな気持ちでいます。具体的によかった点を挙げると、生きるための視野が大きく広がったこと。名古屋近郊の小さな町で生まれ育ち、家族やたくさんの友人に囲まれ、何不自由ない生活をしていた自分が、言語も違う、右も左もわからない、頼るあてのないカナダで生活するということは、想像以上に難しく、厳しい現実でした。しかし語学力のアップと共に、新しい街にも徐々に順応し、多国籍・多文化の街で、自分が日本で慣れ親しんだ文化や常識は、世界に出れば一般的でも何でもないこと、世界各国行く先々で、それぞれの文化や常識が存在する、それを知れたことは大きなターニングポイントでした。後に、仕事でオーストラリア・ニュージーランドに住む機会もありましたが、英語を習得すること、また多文化を理解、リスペクトすることで、世界中(特に英語圏)どこへ行っても生きていける、という自信が身につきました。

ワーホリ時代、営業職のインターンシップが英語力の向上につながったそうですね?

語学学校・ビジネス学校で鍛えた英語力を活かし、インターンシップとして、日系企業のKyocera Mita Canada Ltd.にて、オフィス用コピー機や複合機のリース・販売営業を半年間に渡り担当しました。主な仕事内容は、新規に当社製品の導入、訪問先にて既存で利用しているコピー機のリプレイスメント。そのため、まず取扱商品の特徴を詳しく学び、毎日プレゼン練習する必要がありました。その後は、自分が担当するエリアにオフィスを構える企業をリストアップ、電話でのアポ取りから、時には飛び込み営業で地道に成果を伸ばしていきました。決して学校では学べない専門知識や、実際のビジネスシーンに飛び込んでプレゼンすることにより、飛躍的な英語力上達またコミュニケーション能力の向上に繋がったと確信しています。

現在は転職をされて、広報兼通訳として活躍されているようですね。

バンクーバー発祥のヨガアパレルブランド「lululemon athletica」での6年間の勤務を経て、今年から地元愛知県を拠点に活動するプロバレーボールチーム「豊田合成トレフェルサ」にて、広報兼通訳として勤務しています。昨年スウェーデン人のAnders Kristiansson氏を監督として招聘し、また本年クロアチア代表Igor Omrcen選手の加入もあり、今オフより通訳として新キャリアをスタートしました。主な仕事内容は、練習・試合・戦略ミーティングでの通訳のほか、メディア取材・研修会・会議等での同時通訳、書類翻訳、選手の英語教師、監督・外国人選手の身の回りのケアなど幅広く、また広報としても、主にWEBサイト・SNSツールを担当しています。この11月中旬よりVプレミアリーグ2014/15シーズンが開幕します。「Dare to Challenge」をスローガンに、チーム一丸で優勝目指し、日々厳しい練習に取り組んでいます。

カナダの経験が現在どのように活かされていると思いますか?

カナダで鍛え上げた英語力はもちろん一番の武器として、現在の仕事で存分に役立っています。それ以外にも、海外生活で身につけたグローバルな視野も、日々自分を支えてくれている要素ではないでしょうか。挫けそうなとき、つらいときは、いつもカナダで一人でがんばり続けた日々を思い出します。英語力「0」から始めたあの留学で身につけた根性と自信を胸に、日々現場で闘っています。現在在籍しているトレフェルサの選手は、これまでバレーボールにひたすら没頭してきた人が多く、言い返せば、バレーボール業界以外何も知らない、そんな彼らに、自分が海外で経験したことや、異文化の体験を伝えることにより、選手も同様に幅広いものの捕らえ方ができるようになっているのを日々感じます。また、若い世代に英語の重要性も伝えています。選手寿命が短いバレーボールでは、プロのアスリート人生は決して長くは続きません。そんな彼らが、将来充実したセカンドキャリアが過ごせるよう、毎日練習の合間に英会話レッスンも行っています。

英語を使う仕事だけに、苦労も多いのでは?

帰国後は前職のlululemon athleticaでの勤務が長かったですが、いつになっても自分の英語力にはなかなか満足できませんでした。日本に戻ってからは、バンクーバーにある本社とのカンファレンスコールの機会が増えましたが、現地でのFace to faceのミーティングと比べて、英語へのコンプレックスから思うように発言できず、悔しい思いも何度かしました。また現在も通訳として求められる英語力や技術の高さに、苦戦の日々が続いています。日本で生活していく中での英語力アップは、決して安易ではないと感じています。

趣味のバレーボールを通じてカナダの生活が大きく広がったそうですね?

私は学生時代からずっと部活動・趣味でバレーボールを続けてきましたが、2006年に初めてカナダ留学に行った際にも、バレーボールを通じて本当にたくさんの友人にめぐり合うことができました。バンクーバーのキツラノビーチでビーチバレーをしていたのをきっかけに、Simon Fraser University(SFU)のバレーボールクラブに参加することが決まり、留学中は週2回の練習や週末の試合・遠征などで、充実したカナダライフを過ごすことができました。今でも当時のチームメイトとは頻繁に連絡を取る仲です。また当時苦労して覚えた英語のバレーボール用語も、現在通訳として仕事に存分に役立っています。
もしも、今留学先で学校以外の友人ができない、現地人の友達が欲しいと思っている人がいたら、ぜひ自分の趣味を活かして、現地の活動に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

生駒さんのようにカナダで就職をしたい、帰国後は英語を使った職に就きたい若者がたくさんいます。メッセージをお願いします。

現在留学中の皆さんには、一日一日を大切に、日本では挑戦できない色々なことにチャレンジしてもらいたいなと感じています。きっとほとんどの人にとっては、留学は一時的なもの、いずれは日本に帰国することを考えると、今の留学の時間は必ず終了するものだと思います。ビザの期限や帰りのフライトが明確な人は、もう既にカウントダウンが始まっています。それを真摯に受け止め、一瞬一瞬、一日一日を宝物のように生きてほしいです。今皆さんが一生懸命過ごしている時間は、将来決して忘れることのないかけがえのない思い出となるでしょう。日本から皆さんにエールを送っています!