カナダデーで一躍有名に!オンタリオ湖に突如現れた巨大イエローダックを徹底調査!

ハーバーフロントを人で埋め尽くす巨大イエローダック

150周年目のカナダデー、トロントのウォーターフロントを中心にオンタリオ州の数カ所に現れた巨大イエローダックは人々の話題を呼び、その大きさだけではなく、その莫大な準備費用や本当に経済効果はあったのか?など様々な物議を呼んでいた。今回は、この謎の多いイエローダックについて基本的な情報からダックが呼んだ意外にもポジティブな影響などについて調べてみた。

誰がなんのために作ったの?
謎の多いイエローダックの生い立ちとその生態

この巨大イエローダックは、アメリカにあるオランダの芸術家フロレンティン・ホフマンによる世界中の海を渡る世界一大きいゴム製のアヒルのレプリカで、今回カナダデーを機に初めてカナダの海へと辿り着いた。見るからに巨大さが伝わって来る迫力満点のボディ。その大きさはなんとビル6階分、重さ13,600 キログラムに及ぶのだという。水に浮いていられるのが不思議に感じるほどの大きさに、愛くるしさを携えた巨大イエローダックはトロント市民の心をがっちりと鷲掴みにした。

トロント市民驚愕!
準備にかかった費用はなんと20万ドル

この巨大イエローダックにかかったコストは、なんとびっくり20万ドル。日本円に換算すると、およそ1800万円にも上る。巨大イエローダックも含めて今年のカナダ150周年のイベントなどのキャンペーンにかけている費用が莫大であり、政府の歳出先や費用に疑問視する声が上がっているが、巨大イエローダックのコストの一部はオンタリオ州の税金から出ていることと、比較的批判しやすい対象であることもあり、この費用に加え巨大イエローダックとカナダ150周年のそもそものつながりについて物議を呼んだのだ。

しかし、この20万ドルのコストは巨大イエローダック自身のみにかかっているわけではなく必要な部品のレンタル費、インフレ、マーケティング、そしてアメリカからカナダ、さらにカナダ内の輸送費も反映している。

近くで見るとよりその大きさが明らかに

やっぱりそこが知りたい
カナダデーと巨大イエローダックの関連性

ウォーターフロントのイベントの共同プロデューサー、リー・パレル氏によると、実際は巨大イエローダックの代わりにカナダとさらに繋がりが深い動物、アビ(CAD$1上に描かれている鳥)かビーバーにしたかったそうだが、そのためには政府からの資金120万ドルの予算では到底足らないため、巨大イエローダックを借りるという元々のプランのままで進めることになったようだ。

文化体育観光部大臣エレナー・マクマホン氏は、20万ドルの費用はカナダ150を祝うのに大切で欠かせない貢献だと述べ、イエローダックはこの夏カナダの人々が楽しむための一つの例にすぎないと述べた。また、観光部トロントカナダデーフェスティバル主催者によると、世界でも比較的有名なこのイエローダックによって子供連れ家族などのたくさんの観光客が当日のフェスティバルに足を運び同時に音楽やダンスのパフォーマンス、ランバージャックショーや海軍の軍艦ツアーなども楽しめるようになっている。

ウォーターフロントを埋め尽くす人・人・人
集まったのはトータル75万人以上!

賛否両論あった巨大イエローダックだが、主催者側はトロントの観光業にプラスの影響があると述べている。というのも、巨大で可愛らしいダックはインスタグラムやセルフィーの格好のターゲットで、今年のカナダデーをさらにユニークで楽しいものにするのに一役買えるからである。実際、カナダデーロングウィークエンド中の巨大イエローダックの影響は大きかった。

ロングウィークエンドの月曜日には、1000人以上の人が列を作り写真を撮ったり、巨大イエローダックの姿に笑みをうかべ楽しんだ。また、特に土曜日には土、日、月曜日の3日間中で最も観光客が巨大イエローダックを一目見ようとウォーターフロントを訪れ、その数は約50万人にも及んだ。月曜日の夕暮れまでに3日間合計で75万人以上の人々がダック目的でウォーターフロントを訪れたという概算になるようだ。

真横からの図

巨大イエローダックがもたらした420万ドル以上の経済効果

観光省によると、今年の経済影響としては420万ドル以上の収益が見込まれると発表している。今回のオンタリオ150ダックツアーによる経済影響はさらに調査後、今年の秋に発表することになっている。水上タクシー運転手ザック・ボルト氏も、イエローダックが今年の観光シーズンを色々な方面から大いに盛り上げたと述べている。その他にも、お土産屋に置かれたダックの顔と巨大イエローダックオンタリオツアーの日程がプリントされたTシャツなどのダックグッズが売れに売れ、中でも約600個のベイビーダックの置物が完売したと報道された。