ゴルフ体験記 第5回 初のホール・イン・ワン・・・

5番目の先生との出会いは、36歳の頃。ウエストビュー・ゴルフ場のマネージャー、ジョーンさん(現在、セント・アンドリュー・イースト・ゴルフ場のオーナー)が僕の練習している姿を見て、「君の使っているクラブはチョッと難しくない?」と聞くので、「これは、ハンディ3の知人から譲ってもらった物だ」と自慢すると、「このクラブは、シングルの人しか使えないよ」と言うのです。エッ、高いクラブだから良いものとばかり思っていたのに、これは心外です。

一度これで打ってみてはと、ウィルソンのデモクラブを貸してくれました。なるほど、スイート・スポットが広くて、シャフトも軽くしっくりします。何だかゴルフが易しくなったような気分です。いっぺんに気に入ってしまいました。結局、大枚800ドルを費やすことに。そのお礼にと言って、ジョーンさんがスイングはインサイド・アウトに振る様にと、指導してくれました。その頃、あの85は幻のようになっていて、しばらく90を切れないで悩んでいたところでしたが、そのレッスン後、瞬く間に88、87、85と安定したのです。やっぱり、ゴルフのスコアは「金」の力でしょうか・・・?

6番目の先生は、グレン・アービー・ゴルフ場のプロでした。グレン・アービーで無料のゴルフレッスンがあると聞いて、丁度新しく買い換えたキャロウェイ・クラブを持って出かけました(無料と聞くとうれしくてどこまでも出かけるのは、やっぱりケチな性分なのかな)。すると、練習場ではなく室内でレクチャーだと言うのです。ガッカリして帰ろうかな、と思っていると、プロのジャックさんが「きっとタメになるから、聞いて行きなさい」と言うのです。レクチャーではその頃絶好調のジャック・ニクラスやフレッド・カプルスのビデオを見せて、正しいゴルフはウェイトシフト(体重移動)、これに尽きるというのです。今まで、できるだけ頭を動かさないようにしていた自分にとって(そうするように誰かに教えられたからですが)、これは正にショックでした。

それが正しい事と知ると、もう我慢できません。それから毎日、夜遅く帰宅してもガレージの前で素振り200回、3ヶ月続けました。ウソじゃありませんよ、本当にしたんですから。

そうするとどうでしょう、45歳を超えて非力になったせいか220ヤードそこそこしか飛ばなかったドライバーが時々270ヤードも飛ぶようになったのです。ついに、パー5を2打でグリーン・オン、初めてのイーグルが出ました。そして、その年、そのグレン・アービーの7番ホールで「初のホールイン・ワン」を達成することができた記念すべきレッスンとなりました。


golfカナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7

2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。