ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第12回

Lure Carver’s Fishing Diary

五大湖のサーモンフィッシング!

(写真協力: We Pound’em Fishing)

(写真協力: We Pound’em Fishing)


サーモンフィッシングと言えば、アラスカやBC州などの西海岸が有名ですが、実は五大湖でもサーモンフィッシングを楽しめるってご存知でしたか?
オンタリオで生まれ育ったカナディアン達でも、五大湖にサーモンが居る事を知らない人が結構いるのですが、実は五大湖はサーモンの宝庫なんですよ~!

ってな訳で、今号の釣り日記では五大湖のサーモンについて書かせて頂きますね!
今月号のTORJAのテーマは『動物』って事なので、それっぽく行ってみましょう~。(笑)

まずは五大湖のサーモン君達のルーツですが、歴史を紐解いてみると、人間達の開拓史に大きく左右されている事が分かります。
五大湖の一つのオンタリオ湖には、かつてアトランティックサーモンと呼ばれる大西洋鮭の陸封個体群(海に降りない個体)が生息していたらしいのですが、産卵場となる川へのダム建設や水質汚染等の環境破壊により、1800年代後期にはオンタリオ湖からその姿を消したそうです。(現在は放流事業等で、オンタリオ湖のアトランティックサーモン再生が行われています)

そして、1800年代後期に大陸横断鉄道が開通し、太平洋より運ばれてきたキングサーモンとコーホサーモン(銀鮭)が五大湖に移植されたのが、現在の五大湖サーモンのルーツになっています。

しかしながらその後の道のりは決して平坦なものでは無く、乱獲、水質汚濁、環境破壊、ヤツメウナギの侵入(詳しくは雨宮さんの記事をご覧下さいませ~)など、幾多の危機に直面しながら細々と生きながらえてきたサーモン君達。
彼らが五大湖にしっかりと定着したのは、大規模な放流事業が始まった1960年代に入ってからとなります。そして現在、放流事業は大成功を収め、五大湖のサーモンフィッシングは北米を代表するスポーツフィッシングの一つになっています。

五大湖のサーモン釣りですが、釣り方は大きく分けて2種類あり、湖の沖合を回遊するサーモンをトローリングで狙うか、秋に各河川に産卵に上がってくるサーモンを狙うかの二つが主流となっています。

そして、この号のTORJAが出る頃がまさにトローリングのシーズンイン!!

オンタリオ湖でサーモンフィッシングのガイド業を営む腕利きキャプテンのライアンさん(www.wepoundemfishing.com)に聞いてみたところ、オンタリオ湖のトローリングのベストシーズンは6月~9月中旬で、キングサーモンやコーホサーモンの他、スティールヘッド、アトランティックサーモン、ブラウントラウト、レイクトラウトなどを狙えるとの事。

ガイド船はトロント周辺にも多数あり、チャーター料金は各社様々なプランがありますが、6~8名で誘い合わせて参加すれば一人当たり130ドル前後で挑戦可能です。もちろんの事、釣り具一式キャプテンが準備してくれますし、クルーザーにはトイレなども完備されていますので、初心者や女性の方でも安心です。

この夏、広大な水平線の真っただ中でサーモン釣りに挑戦されてみては如何ですか~?

今月のワンポイント!

これから日が長くなってくるにつれ、野外活動で気になるのが紫外線。
水辺に立つ釣りは、水面からの照り返しもありますので、日焼け止めやサングラス着用など、紫外線対策はしっかりして下さい。マメな水分補給も忘れないで下さいね~

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nishinehiroshi_fishing西根博司(にしね ひろし)

鳥取出身。ルアーフィッシング歴30年。プロルアービルダー歴23年。カナダ歴14年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。


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