マイゴルフ~ゴルフのすすめ~第21回
第21回 パッティングの基本練習のアドバイス-その3
1.アドレスの仕方
パッティングの5大要素は、①アドレス、②フェースの向き、③インパクトのフェース位置、④ラインの読み、⑤距離感です。どれも欠かせないポイントです。
①アドレスの仕方
*肩の力を抜き、グリップはできるだけ柔らかく握る。
*スタンス、腰、肩を打ちたい方向に対して平行にしてスクエ アに構える。
*眼の位置がボールの真上に来るように構える
*ボールの位置は、ストロークの最下地点よりボール一つ分左側が理想。
②フェースの向き
*ボールから30~50cm先のスパット(打ちたい方向)を見つけて直角に構える。
③インパクトのフェース位置
*フェースの芯(スイートスポット)でボールをとらえる意識をもつ。
④ラインの読み
*ホールまでのボールの転がるライン、直進、フック、スライスかをイメージする。
⑤距離感の把握
*ホールまでの距離を把握して、ストロークの大きさ、強さを決める。
2.ストロークの仕方
①ヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す感覚をつかむ。
②手や腕でストロークするのではなく、肩を縦に動かして真っ直ぐストロークする。体の重 心を固定させて上半身全体でストロークするのが理想の打ち方です。
③グリップエンドを常に体の中心に向けたままにしてストロークする。
④オーバースピンガがかかるように加速してアッパーブローでボールをとらえる。
⑤頭及びボールを見る目線は、インパクト後フォロースルーが終わるまで固定する。
3. ロングパットの練習方法
①同じ種類のボールを3個準備する。ボールによって打感、距離感が異なるので注意。
②スタート前は長い距離から打ち始め、体の動きを確認し距離感をつかむ練習をする。
③10ヤード離れたターゲットに極力近づける。但し行き過ぎないように練習する。
④その次は半分の距離を振り幅を小さくして、距離を合わせる練習をする。
⑤5ヤード離れたターゲットでは、ホールの1フィート先でボールを止める練習する。
4.ショートパットの練習方法
①ホールの周り3フィート離れた4ヶ所にボールを置いて、上り、下り、フック、スライスの 4つのラインから確実に入れられるように練習する。
②上りのラインでは、ホールの1フィート先で止める感覚でストロークする。
③下りのラインでは、ホールの5cm手前で止める感覚でストロークする。
④フック、スライスのラインでは、ボールがホールの上側を通過する様に練習する。
⑤ショートパットではカップの手前でボールを止めない様に、しっかりフォロースルーする。
正しい構えで、必ずカップインさせる勇気を持ってストロークし、スコアアップを目指そう。
次回は、コースに出る前のパッティング練習のアドバイスについて解説します。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。