楓の森の歩き方 第42歩 カヌーをめぐる祝祭

伝統的な大型カヌーのボイジャー、旅団


7月1日(土)はカナダ建国150周年祭が行われます。

多くのカナディアンが様々な方法で祝う中、6月23日〜7月1日にかけて、アルゴンキン州立公園の北方、オタワリバーのマタワから東のオタワに向けて、伝統的な大型カヌーの旅団(Voyageur Brigade)が旅をします。

目指すは、オタワの国会議事堂の麓に位置するビクトリア・アイランド。この島に、150周年祭を祝うために4つのカヌー旅団が集結します。この島は、先住民の方々に亀の島(Turtle Island)と呼ばれ、アルゴンキンエリアの聖なる島として、古くから集合場所として利用されてきました。

先住民の方々が白樺の樹皮から創造し、ヨーロッパからの開拓者たちの経済貿易の手段として活用されたカヌーは、カナダの最も重要な文化遺産です。

数年前、カナダのテレビ局CBCは、『カナダの7つの不思議』という番組を放送しました。その中で、第1位に選ばれたのがカヌー。そして、審査員のひとりロイ・マクグレゴーは、 “NO CANOE, there would be NO CANADA”という言葉を残しました。「カヌー無しでは、カナダの歴史は無かった。」このシンプルな言葉が全てを表していると思います。

1957年に、白樺の樹皮で作られた最大のカヌーは、歴史博物館からゴールデンレイクにあるアルゴンキンのピクワカナガン族に返却されました。 このコミュニティーは、カヌーの返還を記念してビジターセンターを建設し、訪問者に手作りのカヌーの作り方を学べる機会を提供する予定です。
The Algonquin Way Cultural Centre, www.thealgonquinway.ca

訪問者に手作りのカヌーの作り方を
学べる機会を提供する予定です。
 
The Algonquin Way Cultural Centre
www.thealgonquinway.ca

ピーターボローにあるカナディアンカヌー博物館でも、カナダ150周年のお祝いイベントを、いろいろと企画しています。博物館には、伝統的なカヌーや世界各地のカヌー、カヤック、ウォータークラフト等、最大のカヌーコレクションを所蔵、展示しています。

館内ガイドによる案内や伝統的な技術を活かした様々な手作りワークショップに参加する事もできます。
木材からカヌーパドルを削り出す方法を学んだり、革紐のでの伝統的な模様の編み方、カラフルな小袋の織り方なども学べます。

The Canadian Canoe Museum
www.canoemuseum.ca

左:カヌーのパドル 右上:伝統的な白樺の樹皮で作ったカヌー 右下:パドル・カービング


先住民の方々から受け継がれた真のカナディアンスピリッツを感じるには、やはり実際にカヌーを漕いでみることです!カヌーを漕ぐという行為はとても自然で、年齢や能力を問わない素晴らしい経験です。

夏にはアルゴンキン州立公園でOOAのカヌーデーも行いますので、初めてカヌーにチャレンジされる方には良い機会だと思います。

この150周年の年に、カヌーにまつわるイベントに参加して伝統的なカナディアンスピリッツを
体感してください!

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hollyblefgenHolly Blefgen(ホリー・ブレフゲン)
オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。



Special Thanks, Cameron T Powell 写真 / アートワーク / レイアウト:尾西知樹 翻訳:瀧川貴子

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