街中で見かける・出会えるリス&グースを大研究
黒いリスBlack Squirrel
Eastern Gray Squirrelの突然変異で生まれてくるBlack Squirrel。Eastern Gray Squirrel同様、トロント市内でも近郊でも多くみられる。体格もほぼ同様。メラリズムと呼ばれメラニン色素が強くすべてが黒い。太陽の熱を吸収し体温を保つのでEasternGray Squirrel よりは寒さに強い。
縞が入ったシマリス Chipmunk
シマリスは英語でSquirrelではなくChipmunkと呼ばれる。体長は約20センチ程で背中の縞は5本あり、被毛は夏と冬に生え変わる。頬の内部の頬袋に食べ物を詰め、一度にたくさん持ち帰り、地中に掘った2メートル近い巣穴に貯蔵する。トロントではハイパークでよく見つけられる。
赤茶色をしたAmerican Red Squirrel
Eastern Gray Squirrelより少し小柄でしっぽを含めて体長は約40センチ。松の木などの針葉樹を好む。空洞の丸太や木の幹や根元の間に貯蔵庫を作り、食べ物をたくさん貯蔵する。他のリスとは違い縄張り意識がある為、貯蔵庫を護衛をする。青トウモロコシも好物。 Ash bridges BayやToronto Botanical Gardenで見つけられる。
Eastern Gray Squirrel
トロント市内や近郊でもっとも多くみられるのがこの種類。体長はしっぽも合わせて約50センチ。広葉樹を好み、木の幹や地中に巣を作る。縄張りは特になく、一つのエリアに何カ所も貯蔵庫を作り、少しずつ食べ物を埋める。埋めた場所を正確には覚えていない為、埋める前は食べ物を下舐めずりをし、その嗅覚を駆使して雪の中でもだいたいは掘り当てられる。
リスの生態、食べ物、季節毎の過ごし方
形態
前足は短く4本で後ろ足は長く5本。歯は22本。嗅覚と聴覚が特に優れている。
生態
樹上性のリスは樹上で生活し枝の上や樹洞に巣を作る。単独行動を好み、縄張りを持つ種は少ない。春から秋にかけては長い冬に備え、安全な巣穴の確保とその維持、そして食べ物を貯蔵する。冬の間は地中の巣穴で冬ごもりはするが冬眠はしない。4月初旬から8月末の時期に1回、または2回出産する。生まれてくる子リスは3~5匹。メスのみが子リスの世話をする。生後6~10週で離乳し、生後1年で性成熟する。
食べ物
松かさ、木の実、種子、果実、きのこ、草、等の植物。昆虫、鳥類の卵、ヒナ、爬虫類。木の樹皮も必要ならば剝いて食べるなど、何でも食べてしまう。餌としてあげる場合は塩気がないピーナッツやナッツ類をあげよう。
まめ知識
- 木の上での巣作りの際は下から3本目以上の太い枝、更にジャンプして渡れる木があることが条件。
- リスは食べ物探し、埋めることを止めない。たとえ冬でも巣穴から出てきて活動し、後の為に食べ物を蓄える。
- しっぽは外敵から身を守る為、切れやすくなっている。またバランスを取るのに重要な役割をしている。
- 高い栄養素が詰まってるナッツは脂肪を蓄え、厳しい冬を乗り切ったり、冬眠を避けることができる。
カナダのグースの生態、食べ物、季節毎の過ごし方形態
黒い頭部と同じく黒の長い首。頬は白く、茶色の羽と黒い足と白いV字のラインが入ったしっぽを持つ。体長は約50センチ-120センチ。
生態
オンタリオ州を中心に陸地、湿地、沼地、湖、など水辺を好みに生息する。10種類から12種類いるといわれるカナダグースの形態はすべて同じ。どんな環境にも適応できるので今後、羽の色が薄くなるなどの突然変異もあるかもしれない。 9月〜11月に南はアメリカ、メキシコの北部まで渡り、3月から5月頃に戻ってくる。基本的には群れで行動し大人しく動き性格で人にも慣れている。繁殖期は春。3〜8個の卵を産み、メスとオス共に協力して育てる。
食べ物
穀物、草、多肉植物。水面下の水草を長い首を使って食べる。
まめ知識
- グースの背中の羽にハチドリなどの小さな鳥を乗せて北上することがある
- カナダグースに共通してる黒い頭部と首、足、白い頬はで外敵から身を守るカモフラージュ
- 骨が細く、中が空洞なので体重を抑えて飛ぶことができる
- 温暖の地にいるカナダグースは渡り鳥にはならずゴルフ場や郊外の芝生で一年を送る
- 卵からかえったヒナは最初に見た生き物を自分の親だと思い、後を追う習性がある(すり込み)