日本観光特使を務めるミスインターナショナルカナダ2017 マルタ・マグダレナ・ステビンさんスペシャルインタビュー|カナダと日本の架け橋ピープル

昨年東京で開催された2017年ミス・インターナショナル大会に、カナダ代表として出場したマルタ・マグダレナ・ステピンさんはウィンザー大学で生物工学を学び、3・95という高いGPAを維持しながらモデル業でも活躍している。ミス・インターナショナル2017への出場後、日本政府からミスビジットジャパン観光特使として任命され、ソーシャルメディアを駆使したり、イベントに出席したりすることでカナダにおける日本観光の促進活動を行っている。TORJAでは観光特使として活動されるマルタさんにミス・インターナショナル大会に出場されるまでのことや今後のことについて伺った。

『新しいことに挑戦したい、自分をもっとよく知りたいという気持ちが原動力』

–生物工学を勉強しながらモデルとしても働いている、その両方でも活躍されているマルタさんですが、小さい頃はどのような子だったのですか?

 私は元々ポーランドで産まれ、子供の頃にカナダに移民してきたんです。小さい頃から世界中を旅することにいつも興味がありましたね。実際、12歳からモデル業を初め、イギリスやフランスといった海外にも出張に行ったことがありました。モデルだと、学校ではファッション系の勉強をしていると思われがちですが、小さい頃から母に「女性はどんな会話のトピックにもついていけなきゃだめ」と言われていたので、1つのことに絞らず、様々なことに興味を持つようになったのだと思います。母はいつも積極的に様々なことに挑戦するように背中を押してくれたので、その存在は私の中で本当に大きいです。

幼少期のマルタさん

幼少期のマルタさん

–ミス・インターナショナル大会の出場もやはりお母様の影響が大きかったのでしょうか?

 とても大きかったですね。私が大会への出場を決めたのも、新しいことに挑戦したい、自分のことをもっとよく知りたい、他の出場者たちからもたくさんのことを学びたい、という気持ちからでした。2017年大会では69ヵ国の出場者が東京に集まり、それぞれが全く異なるバックグラウンドを持っていたのでとても刺激的な日々を過ごすことができました。彼女たちはそれぞれ頭がよくて、将来やりたいことも明確、そしてとても自信をもっているということが一目でわかるような出場者ばかりでした。私自身もそういう人になりたいと常々思っていたので、この大会に出場して本当に良かったといまでも思いますね。

マルタさんと伊藤恭子総領事

 今回は69ヵ国からの出場者が集まっていましたので、それぞれが異なるバックグラウンドを持ち、だからこそ学びあえるとてもいい環境だったと思います。

–大会は日本で開催されたそうですが、今回が初めての訪日だったのですか?

 今回が初めてでした。日本人の友達も何人かいますし、私も日本食が好きなので、行く前は漠然とした日本へのイメージはありました。ただ、メディア等で得られる表面的な情報ばかりだったので、実際の文化や伝統、そして日本人についてはいまいちイメージがついていませんでしたね。カナダという多様性が豊かな国に住んでいると、色々な文化に触れることはできますが、その奥深くまではなかなか知ることができないジレンマはあると思います。

Photo by Erwin Loewen

 ただ、行く前の不安は少しありました。「こんにちは」や「ありがとう」といった基本的なフレーズは覚えたのですが、日本語での会話ができないのでコミュニケーションへの不安が大きかったですね。ですが実際に日本に行ってみると、皆さん本当に親切で、言葉の壁があったとしても身振り手振りや英語が話せる方を介して様々な方にお会いすることができました。ですので、初めてカナダから日本に旅行しに行く方にも安心していただきたいですね。

–その初めての訪日で一番思い出に残っていることを教えていただけますか?

 難しい質問ですね(笑)。サンリオピューロランドも楽しかったですし、中禅寺に行ったのもすごくいい思い出でした。特に、中禅寺には夕方頃に足を運んだのですが、写真から出てきたような美しい夕焼けを見ることができたのはいい思い出です。

 ですがやっぱり一番印象深かったのは東京大学への訪問だと思います。私は生物工学を勉強しているので、東京大学で様々な革新的技術に触れられたことは本当に楽しかったです。彼らの研究内容や、実際に宇宙へと打ち上げているモノを見せていただくことができたのがとても勉強になりましたし嬉しかったですね。

お蕎麦を前に笑顔!

 その中でも一番うれしかったのは、日本では2人目の女性宇宙飛行士、山崎直子さんにお会いできたこと。とても優しい方で、色々な質問に答えていただくこともでき、私もロールモデルとして憧れる女性です。

『カナダと日本は人がよく似ている』

–たくさんの方との出会いもあったんですね。その中でカナダと日本の共通点はありましたか?

 共通点は人の優しさでしょうか。先ほども述べたように、日本で言葉の壁にぶつかっても、誰かが必ず助けてくれました。街中を歩いていても皆さんとても穏やかな顔をしていて、安心して時間を過ごすことができました。カナダでも同じように人が優しいと思いますね。実際、カナダはバックグラウンドに関わらずたくさんの人を受け入れている国として知られています。

–そして大会を終え、現在は観光特使として活躍されていますが、具体的にはどのような活動をされているのでしょうか。

 主にFacebookやインスタグラムなどのソーシャルメディアで日本をプロモートしたり、日本政府観光局が主催する“Evening of Japan”のようなイベントの出席したりしています。これからも積極的にSNSで投稿をしたり、イベントに出席していきたいですね。6月にはモントリオールと成田の便が就航するので、その最初のフライトにも乗せていただく予定でいます。この観光特使としての活動を通して、私がとても力を入れている、異文化への理解と、考え方の違う人と出会うことが実現できてきているので、とてもやりがいがありますね。

日本国内でも様々な場所を訪問

–また日本に行かれるんですね!その時に行ってみたい場所はありますか?

 初めて日本を訪問したときは行ってみたい場所に行くことがあまりできなかったので、いまからとても楽しみなんです!実は前回京都に行くことが出来なかったので、古都と呼ばれる京都で日本の伝統に直接触れ、それをカナダでも発信したいですね。もう1つは、少し先の目標になってしまうかもしれませんが、富士山に登ってみたいです。季節は冬や秋も素敵ですが、是非春に行って日本で桜を愛でたいですね。

–桜は是非見に行っていただきたいです。観光特使として、カナダ人に日本を一言で表すと何になるでしょうか?

 「美」だと思います。日本に実際足を運び、写真のような風景が美しかったというのは勿論、人の心も美しかったです。そしてその風景と人の中には脈々と日本の伝統や文化が流れている。この繋がりもまた美しいとかんじましたね。

Evening of Japanで着物姿を披露

–ご存知の通り、今年は日加修好90周年なのですが、今後の日加関係について期待されていることはありますか?

 “Evening of Japan”のような、日本の伝統や料理を直接カナダの皆さんに体感していただけるようなイベントを今後も開催していくことに期待していますね。自分の肌で触れてみないとわからないことはたくさんあるので、こういったイベントが観光を促進するだけでなく、日加関係を次のレベルに押し上げてくれると思います。

–最後に読者へのメッセージをお願いします。

 私のインタビュー記事を読んでいただきありがとうございます。観光特使として、90周年の節目に日加の関係をさらに深めていくことに貢献できるような活動ができ、とても光栄です。是非、私のソーシャルメディアをチェックしていただけると嬉しいです。


マルタさんをSNSでも要チェック

instagram:@stepien.magdalena
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