なぜスバルの安全機能が評価されているのか!?スバリストの私が体感 – なぜスバルがカナダで人気かシリーズ第二弾

 前号では「なぜスバルは冬に支持される?」というテーマのもと、私が日々感じているスバル車の雪上性能について述べました。 雪の多いオンタリオ州での冬はクルマが欠かせない多くの読者の皆さんにとっても悩みの一つだと思います。

 これまでスバル車は雪道や悪路でも力強い走行ができることを紹介してきましたが、トロント近郊にお住まい方はハイウェイでの運転でも危険な思いをしたことがあるかもしれません。前号の記事を受けてこれまでよりもさらに多くの読者の方から実際に運転をしていてどのような点で安全性が評価できるかという質問をもらいました。過去号でも各モデルごとに安全性能の特徴について触れてきましたが、今回はスバルが掲げる「安全性の追求」についてフォーカスしたいと思います。

評価1.IIHS(道路安全保険協会)による2019年安全性評価で、「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を7車種で獲得

 新環状力骨構造ボディや乗員へのダメージを軽減するエンジンレイアウトを次世代プラットフォームに結実し、「衝突安全」という考え方が盛り込まれたスバル車は、世界各国で然るべき機関からその安全性を評価されている。

 北米では、米国保険業界が設立した衝突安全試験や安全装置の性能試験を実施している非営利団体「IIHS」から毎年高い評価を得ており、2019年モデルでは、アイサイトおよびハイビームアシスト機能付きステアリング連動ヘッドライトを装着している「アセント」「アウトバック」「レガシィ」「クロストレック」「インプレッサ」「WRX」が総合評価として最高と認定される「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を獲得した。

 これは、前・側・後面・スモールオーバーラップ衝突、車両転覆耐衝撃性能試験すべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせたクルマとして最高と評価されるとともに、前面衝突予防評価においても高いパフォーマンスを発揮できることが証明されたということだ。

 なお「レガシィ」は2006年から14年連続、そして「フォレスター」は小型SUVモデルとして2007年から13年連続で受賞しているなど長い間の実績がその安全性を物語っている。

評価2.基本的な設計から工夫されている「0次安全」

良好な視界

道路からの衝撃を吸収する適度な柔らかさ、ロングドライブでの疲れを軽減する適度な硬さ

 スバル車は運転席からの視野が広いように感じることができる。これは前後左右どの窓からでも1メートル程度の高さのモノが見えるように設計されているなど様々な環境を考慮して視認性が高められている。

 また、人間工学に基づいた疲れにくいシート、直感的な操作ができるインターフェイス、運転に必要な操作が自然にできるドライビングポジションなど細かい配慮によってストレスのない運転に集中できる状況こそがいざという時の危険から遠ざけてくれている。

評価3.「アクティブセイフティ」が独自技術で磨かれることにより走行安全を支える

全方位からの衝突に備える「新環状力骨構造ボディ」

 これまでにも何度も触れてきた、走りを極める=いざという時でもクルマを思い通りにコントロールできることを基礎として技術追求されてきた「水平対向エンジン」と「シンメトリカルAWD」。この組み合わせによってスバル車だけに感じることができる4輪駆動のポテンシャルが最大限に引き出されている。そして、コーナリングでの横滑りなどの挙動を抑えてくれる制御システムや十分な制動力とコントロール性能を維持・配分するブレーキ性能といったテクノロジーと合わさることにより、危険を回避する走りを実現してくれる。

評価4.世界に先駆けて市販車として実用化、四半世紀に渡って研究し続けてきたノウハウが凝縮されている「アイサイト」

 スバルの代名詞でもある「アイサイト」。ドライバーの目となるステレオカメラは、前方のクルマだけではなく、ガードレールや自転車、歩行者なども認識するほか、後退時の衝突の可能性や誤操作による急な飛び出しを検知し抑制する機能が備わり、自動でブレーキがかかるなど衝突の被害を減らしてくれる。

 さらにステレオカメラの技術は、先行車の追従走行が可能となり、アクセルやブレーキ操作のわずらわしさを軽減できる。また、走行車線両側の区画線を認識し、車線内中央付近の維持や、車線からの逸脱を抑制してくれるなど、先進技術によってドライバーの負担を減らしてくれ、事故の未然回避に必ず役立ってくれているだろう。

“人”と同じ基本メカニズム「アイサイト」