I’m a SUBIE ROAD TRIP TO Hamilton

SUBARU BRZでオンタリオ湖畔を駆け抜ける

今回紹介するのは“走りの愉しさ”と“操る歓び”を徹底的に追及したスポーツカーSUBARU BRZ。同車は日本屈指のレースカテゴリーのひとつ「SUPER GT(GT300クラス)」のベース車両に選ばれており、そのポテンシャルの高さを世界の名だたるクルマたちと互角以上に渡り合うことで証明している。そのハイレベルな走りを“誰もが手軽に安心して”愉しめるように作られたのがこの一台だ。
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車と対面して、今日のドライブへの期待感が一気に高まるのを感じた。どっしりと広く低く構えたリアビューが安定した走りを物語り、スムーズで躍動感に溢れるセクシーなサイドシルエット、そして力強いフロントマクスがアグレッシブな走りを連想させる。中に乗り込むとその徹底したスポーティな質感や機能美が印象的な上質な車内空間が広がっている。すっぽりと身体を包んでくれるスポーツシートに安心感を感じながらエンジンをスタートさせ、ゆっくりと高速を目指して走る。今日はオークビルやバーリントンなどのどかで綺麗な街を抜け、ハミルトンに向かうことにした。

高速との合流で一気に加速し、スポーティな走りを愉しむ。このBRZの為に設計された新世代SUBARU BOXERエンジン“FA20”は先進の燃料噴射システム“D-4S”を搭載し、7000回転を超える高回転域まで気持ちよく加速が伸びるスポーティな特性と、新世代のスポーツカーとして優れた燃費性能を実現している。高回転までストレスなく吹き上がるエンジンフィールはBOXERエンジンの左右対称に向き合ったピストンが水平方向に往復することで互いの力を打ち消し合う振動の少ない特性から生まれており、またこの水平対向エンジンは直列型エンジンに比べ、全高を低く、全長を短くすることが可能で、車両全体の重心を下げることに貢献している。さらに超低重心を実現するためにエンジン周りの補機類の形状変更を行い、専用設計のプラットフォームが開発された。超低重心が提供してくれたのは驚くほど安定した操作性と優れたハンドリング性能だ。まるで自分の意思を汲み取ってくれるかのような繊細で心地よいコーナリングに、負荷の少ないロール感で快適な乗り心地も実現されている。それは低重心に加え、特別に開発されたサスペンションのなせる技だろう。フロントには軽量で高剛性のマクファーソンストラット式サスペンション、リヤには優れた接地性によりトラクションを路面にしっかりと伝えるダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用されている。トロントからハミルトンまでの約1時間半のドライブはまるで一瞬に感じられるほど、スムーズで心地よい時間だった。

1/Webster’s Fall全景 2/滝の下から見上げたWebster’s Fall 3/マイナスイオンたっぷりのハイキングコース

1/Webster’s Fall全景 2/滝の下から見上げたWebster’s Fall 3/マイナスイオンたっぷりのハイキングコース

花と滝の街として知られるハミルトンはナイアガラやトロントのような観光地とは一味違ったカナダの日常を感じるのに最適な場所だ。郊外にあるロイヤル・ボタニカル・ガーデンは東京ディスニーリゾートの約10倍の面積があり、お弁当持参で1日がかりで遊びに来る地元の人も多い。また世界最大のライラック・コレクションが有名で5月下旬から6月上旬のシーズン中は特別なツアーも用意されている。さらに街周辺にはナイアガラ・エスカープメントの断層が作り上げる70ヶ所以上の滝が存在し、それらを巡るハイキングコースも整備されマイナスイオンたっぷりの自然散策を楽しむことができる。他にもハミルトン出身のアーティスト、ウィリアム・ブレイン・ブルースの遺作を集め、1970年にオープンしたハミルトン美術館やアフリカン・ライオン・サファリ、カナダ軍用機遺産博物館なども興味深い。街中の運転で活躍してくれるのは6.1インチのMultimedia Systemだ。高画質のタッチスクリーンでGPSナビゲーションに加え、SiriusXM Trafficに加入することで細かな交通状況や道路工事に関する情報も得ることができる。さらにBluetooth®機能を使えば好きな音楽を流すことができドライブをより一層楽しむことができるだろう。ただ、BRZで音楽を楽しむ前にサウンドクリエータ®が紡ぎ出す音にも耳を傾けてほしい。アクセルワークに連動して吸気サウンドをコクピットに伝えるもので、ゆったりと走る時はマイルドに、アクセルを踏み込んだ時は躍動的に、走りに合わせた気持ちいいサウンドを体感することができる。車内空間へのこだわりは音だけではなく、低いドライビングポジションに合わせたアルミパッド付スポーツペダルや瞬時に走行状況を確認できるよう中央部のタコメーター内に設置されたデジタルスピードメーターなど“操ること”を考え抜いたインターフェイス、そして2個のゴルフバックを積むこともできる広々とした一体可倒式のトランクスルー機能など様々なシーンでも使える多様性も持ち合わせている。
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ハミルトンはカナディアンに愛されているティムホートンズ発祥の地でもあり、65 Ottawa St Nにある第1号店は今でも営業している。またカナディアン・スローフードをスタートさせたAncaster Millを始め、豊かな農場が広がるナイアガラ半島の入り口ならではの新鮮な食材が楽しめるレストランが多いのも魅力の一つだろう。この日はドライブを楽しむことが目的だったが、今度は生活感溢れるこの街の雰囲気にぴったりなB&Bに泊まって、滝を巡るハイキングを満喫するのも良いかもしれない。そんなことを考えながら、帰りはゆっくりとオンタリオ湖沿いのLakeshore Blvdを使うことにした。低いドライビングポジションながらも見やすい視界は運転の負担を減らし、輝くオンタリオ湖や綺麗な街並みを愉しむ余裕をあたえてくれた。更に高いコントロール性を誇るブレーキに加え、Sport ModeとOff Modeを含む5段階のVehicle Stability Control Systemがクルマの走行状態を各種センサーで検知し、理想の走行状態に近づけるようドライバーをアシストするなどSUBARUが誇る安全性能も充実している。

2016年4月に100台限定で販売開始されたBRZ 光 Editionを除く、BRZとBRZ Sport-tech Packageはどちらも6速MTまたは6速ATから選ぶことができ、それぞれ自分の運転スタイルに合わせることができる。燃費の良さや長時間の乗り心地、トランクスペースなどにもこだわったBRZは高いポテンシャルを持ち、超低重心が生み出す優れたハンドル性能などドライブファンが憧れる走りを誰でも安心して楽しめるスポーツカーだ。



SUBIE(スビー)
日本ではスバル車の愛好者をSUBARIST(スバリスト)と呼ぶように、カナダやアメリカなどの北米ではスバルを愛車としてドライブを楽しむ人々は、自らの愛車をSUBIE(スビー)と呼ぶ。SNSでも“#subie”として発信され、熱狂的なスバルファンの間ではファンクラブもあるほどだ。