ようこそお茶の世界へ お茶の時間 #04

今月のお茶 「Silver Needle」
白茶の中でも最高級とされているお茶。淡く黄色がかった色からも想像できるような、クセのないスムースな味わい。香りよく後味は甘みも感じられる。

年に何回か、一日の間で集中して沢山の人に「White teaあります?」とたずねられることがあります。白茶のことです。飲んだことがないという方も多いのでは?白茶というのは、まだ若い茶葉を摘み取って、日の下で干して乾燥させるという工程のとてもシンプルな中国茶。

90度前後のお湯で茶葉が開くまでゆっくりと、5分ほどかけて抽出しましょう。1人分でティースプーンにすれば大盛り1杯分、3グラムの茶葉が最適です。できたら透明なグラスポットやカップを使うと、茶葉が開き揺れ動く過程を見ることもできて楽しいです。 代表的なSilver Needle(白豪銀針)やBai Mudan(白牡丹)は、トロントのお茶屋さんでも手に入ります。トロントは、常識にとらわれず、様々な工夫を凝らし新しいものを生み出す街。お店によっては、この伝統的な白茶にストロベリーやバラの花びらを混ぜたりと変化に富んだお茶も売られています。

そして、忘れてはならないのが白茶の持つ抗酸化作用。体内の活性酸素を取り除き、錆びない体を作るのに役立てましょう。

ところで冒頭の、沢山のお客さんに白茶についてたずねられた日、白茶を購入したお客さんに「今日はWhite teaを買って行かれる方がすごく多いんですよ。」と話しをはじめたところ、お客さん曰くテレビで ”Dr.ナントカ先生” が白茶がどれほど体に良いかを力説してたから、だそう。日本では昼のワイドショーで主婦層に人気の司会者が納豆が体に良いとテレビで話題にしたところ、その日のスーパーマーケットから納豆が消えた、売り切れたなどと話を聞くけれど、トロントでも似たようなことがあるんですね。

Dr.ナントカ先生、これからもたくさんお茶のいいところを宣伝して下さいね!


tea-time-01-02Maya Racine
Tea Association of Canada公認のティーソムリエ。日本、ジャマイカ、フィリピン、スイス、イギリスと人種も文化もまったく異なる国での在住中は、旅行会社と航空会社に勤務。カナダはモントリオール、カルガリーでの生活の後、ついにトロントへ。何か新しいことを始めてみようと、お茶の世界へ飛び込んだ。お茶は楽し。