第2回 国際系の仕事で期待されているTOEICスコアはいくら?|かおる先生のプチTOIECセミナー

 グローバル化にともない、英語コミュニケーション能力を有する人材が求められています。その英語能力を測るものさしとして、TOEICを採用時や昇進時、人材育成の機会に用いる企業がますます増えてきています。

Q 企業の国際部門に転職希望です。高い英語力が必要とされる部門ですが、どのくらいのTOEICのスコアがあれば良いですか。

A IIBC*の2013年の調査によると、国際部門で円滑に業務を遂行するのに必要なTOEIC期待スコアは750点です。これは、通常会話はもちろん、業務においても円滑な意思疎通ができるレベルだとされています。

約7割の企業が国際部門に「700点以上のスコアを期待」

 上記の通り、国際部門配属のためのTOEICの基準は750点です。調査では、期待するスコアを「700~795点」と答えた企業が最も多く30.9%、ついで「800~895点」が26.6%という結果でした。海外部門に700点以上のTOEICを期待している企業は68.6%にも上ります。

国際部門の英語力には、他の部門と比べて明確な差が

 国際部門のTOEIC期待スコア(750点)は、他の部門に比べて明確な差があります。一例として、営業部門の期待スコアは650点、技術部門では620点です。第1回のコラムでは、600点あれば履歴書に書けると述べましたが、国際部門を希望する場合、600点では期待値よりも低めということになります。

ビジネス英語は部門を問わず必要になってきた

 かつて英語は、外資系企業や商社、企業の国際部門などで働く一部の人だけに必要とされてきましたが、現在は部門や職種を問わず、英語を業務で使うことが増えてきました。会社が急に海外案件を扱うようになったなど、急にビジネス英語が必要になったケースをよく耳にします。こうした状況はこれからも増えると予想されるので、英語を日頃から勉強しておくのが得策かもしれません。

*IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会): TOEIC Programの運営を行う機関


かおる(EBLS代表・99 Institute Toronto校 TOEICコース講師)

トロント大学院で英語教授法を学び、語学学校(ESL)で英語講師の経験を経た後、英語学校EBLSを設立。日本人のための英語指導に力を注ぐ。