トロント不動産情報 VOL. 34

本文:照岡 敏介 -Toshi Teruoka オンタリオ州政府公認・リアルエステートライセンス保持者

売り手市場のトロント不動産事情はまだまだ続く模様

まだまだ続くトロントの不動産人気、今年の2月も一年前と比較するとMLS(Multiple Listing System)への新規登録数、売買成立件数、平均売買価格ともに上昇。2月には住宅ローン(Mortgage)の新たな頭金に関するガイドライン(購入価格が$500,000を超え、$1,000,000以下場合、$500,000を超えた分に対して頭金10%が必要、$500,000以下は5%)も導入されましたが、過熱する不動産事情を抑える要因にはならなかったようです。

トロント市内の一戸建て住宅(Detached)の平均売買価格は、16.3%の上昇で$1,211,459、コンドミニアムの平均売買価格も17.8%伸びの$435,579となり、過去数年のあいだ低層住宅に比べると価格の伸び悩んでいた中高層のコンドミニアムも、今年に入り著しい成長をしているようです。この背景には、土地付きの低層住宅を探している方々がここ数年2ケタ台の上昇率で上がって行く不動産価格に伴い、土地付き物件を諦めてコンドミニアムに矛先を転じたとの読みが大半です。

人気の高い低層住宅物件は2人以上の希望購入者が値付けをして家を購入する昨今、売り物件をMLSに登録する際にListing Price(希望売り価格)を市場価格より低めに設定することにより、より多く買い手の注目を受けます。これらの物件はMLS登録後一週間前後に売り手が定めた日時に複数の買い手がオファーを同時にすることにより、 値付けによる購入競争になります。Listing Priceを市場価格より$100,000以下の安値に設定している物件も多く、10以上のオファーが入る物件も有り、売り手市場のトロント不動産事情はまだまだ続いております。

下の表は今年と去年2月のMLS上での平均不動産売買価格と新規売却希望登録数です。

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