住宅マーケット年別比較チャート|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

 今年に入り6・7月と初めて2ヶ月連続で平均価格が昨年同月を上回る。様子見状態だった買い手がマーケットに戻って来たとの見方もあるが、今後継続して行くかは秋のマーケット後でないと判断はつかない。

住宅マーケット年別比較チャート

 出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 2018年7月のTREB取引総数は6,961件で、昨年同月の5,869件から+18.6%の上昇となりました。全物件タイプの平均価格は$782,129となり、2017年7月比で+4.8%です。

 新規リスティング数は-1.8%、有効リスティング数は+5.2%となっています。平均売却日数は25日と+19.0%です。マーケットは穏やかな買い手市場でバランスを保ち推移しているように見られます。

 物件タイプ別に平均価格を見ますと、コンドアパートの+8.9%を筆頭にセミデタッチ(準戸建て)が+6.0%、タウンハウスが+4.1%、最後にデタッチ(戸建て)が+0.5%の順に並んでいます。昨年からのデタッチの伸びが低い傾向は相変わらずですが、少し持ち直し始めている感もあります。コンドマーケットが全体をリードしているのは変わりません。

今月の金言

 昨年の政策介入とローン審査の厳格化そしてレート切り上げでマーケットの一部は値下がりましたが、その前段階で30%ほど急騰した事もあり、トロントの不動産価格は多くの消費者には手の届かないレベルにあります。

 郊外など安価なエリアに活路を見出すか、古いもしくは小さめのコンドなど比較的安価な物件を狙うかなど、買い手は以前と同じく選択を迫られる事になります。明確な解決方法を示す事は難しく、各レベルの政府の対応に注目が集まりますね。


D.H. Toko Liu(劉 東滉)

 オンタリオ州政府公認不動産免許保持。日本生まれカナダの高校大学を卒業。日本での営業管理・経営、及び不動産管理業を経験、移民し現在に至る。