物件タイプの平均価格は79万2611ドルとなり、2018年8月と比べプラス3.6%上昇|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

 出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

 2019年8月のTREB全域の取引総数は7711件となり、昨年同月の6797件と比べ、プラス13.4%の増加となりました。

 新規リスティング数はマイナス3.0%、有効リスティング数はマイナス11.2%と減少しています。平均売却日数は25日間とマイナス7.4%となりマーケットは昨年同月より速いペースで動いています。

 取引数は上がり、リスティング数が下がると、当然競争は激しくなります。8月は例年比較的スローな時期ですが、9月の秋のマーケットになりどう動くか注視していきましょう。

 物件タイプ別に平均価格を見ると、コンドアパートがプラス6.1%(市内プラス5.7%、市外プラス8.5%)、セミデタッチ(準戸建て)がプラス3.5%(市内プラス7.3%、市外プラス3.3%)、タウンハウスがプラス2.3%(市内プラス4.1%、市外プラス1.7%)、最後にデタッチ(戸建て)がプラス0.3%(市内プラス0.3%、市外プラス1.3%)の順に並んでいます。

今月の金言

 さて二桁の伸びを見せた取引数ですが、低層住宅はプラス17%、コンドはプラス7%となっています。さらに地区別に分けて見ますと、「Durham」「Peel」「York」エリアの3つで15%以上の伸びがあり、全域の伸びはこれらに裏打ちされるものです。

 トロントは5%強程度でした。「Durham」と「Peel」はTREBエリア内では物件価格が一番低い地区であり、消費者が引き寄せられた理由もそこにあります。「York」はトロントに次ぎ二番目に価格の高い地区ですが、政策介入により2017年に一番価格の下がった地区でもあります。マーケットが安定し買い手が以前に比べ比較的低価格な「York」を狙ってきているということでしょう。

D.H. Toko Liu(劉 東滉)

 オンタリオ州政府公認不動産免許保持。日本生まれカナダの高校大学を卒業。日本での営業管理・経営、及び不動産管理業を経験、移民し現在に至る。