同じ1年間の留学であの子はあんなに伸びてる。自分はどうして話せないんだろう。|TOEIC530点から 英語教師となるまで 英語力を磨き続けた男のトロント留学論【第3回】

 同じ留学期間なのに、話す力の伸びが人によってこんなに違うのは、学んだことをすぐに次の会話、またその次の会話で使い倒すインプットとアウトプットのサイクルがどれほど加速できているかの違いが大きな理由の一つだと考えています。先日見かけた広告を例に挙げます。


 「ん、knowledgeable? Compassionate? なんだろう…」すぐにスマホで意味を検索。

knowledgeable (about)…(〜を) 熟知している
compassionate…思いやりのある

 「よし、なるほど。」…ここで終わっていませんか?話す力を伸ばしたいのであれば、文法や単語、表現を学ぶのは「使うため」です。「理解する」ことがゴールではありません。

1. 軸となる単語の意味を理解します。Apple Dictionaryは素早く調べられます。iPhoneならば 単語を長押し選択し「調べる」を選ぶとすぐに意味がでます。例文も出ます。英語の定義ならばLDOCE(www.ldoceonline.com)を私は使っています。Google翻訳は正しい会話状況に則した意味をくれないので私は全く使っていません。

2. 「どの場面でその単語を使えそうか」をより具体的に知りたければ、海外長期在住中の方か、帰国子女の方のブログで確認します。

3. その表現を使い倒します。その日あなたが出くわす、様々な会話の場面で必ず1回以上はこの単語を使うというタスク意識を心の中に植えます。

 自然と出るまで何日も続けます。21日以上続ければ それは習慣になり、日常で聞く/読む、ほぼ全ての単語や表現に対して、自然とアンテナを張り、調べ・その場で使い倒すクセが私はかなりつきました。自転車の乗り方の本を一度読んで知った気になるのと、乗れるようになるまで毎日練習して、体に染み付くまでその学びを何度も「体験」するかの違いに近いですね。みなさんは一度知った単語を使い回すことが、毎日どれほど意識的にできていますか。


荻野卓哉

 2017年8月に渡加。ハンバーカレッジのTESL修士号プログラムを卒業後、トロント初純日本人ILAC正社員英語講師として現在就労中。

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