羽生選手はまさに復興の希望の星 | 東北の小さな酒蔵の復興にかける熱い想い【第69回】

先日まで開催された韓国での平昌オリンピック。冬季オリンピックは日本としても大変期待していました。さらに、日本は2020年の夏季オリンピックを東京で開催するので、その直前のオリンピックとして、様々な学びを得る場でもありました。

そんな平昌オリンピック、日本は歴代の冬季オリンピックのメダル受賞の記録を塗り替える最高の成績となり、2020年東京オリンピックに向けて大きな弾みがつきました。

平昌オリンピックで最も注目されていた競技が男子フィギュアでしょう。羽生選手が金メダル2連覇出来るかどうかでした。しかし羽生選手は直前にけがをしてしまい、オリンピック出場も危ぶまれましたが、見事復活して登場。そして見事に金メダルを受賞し、2連覇を達成しました。

羽生選手は仙台出身。東日本大震災の時には仙台のリンクで練習をしており、その際に被災したそうです。その後は家族で避難所暮らし。スケートを再開できるかどうか全く分からない闇の中から、これだけの活躍をしてくれました。

被災地の東北の人間にとっては、羽生選手はまさに復興の希望の星なのです。本当に2連覇出来てよかった。これからも東北を元気づけてください。

空き地が広がる


そんな東北の復興状況ですが、もうすぐ震災から7年になります。復興が進んでいる地域もありますが、まだ遅れている地域もあり、格差が激しくなってきていると感じます。

特に岩手県でも大きな津波被害を受けた大槌町は、住宅再建が進む一方で、広大な空き地も点在します。土地区画整備事業を導入する町の中心部では新築した住宅や店舗が出来ていますが、一方で周辺には無機質な空き地が目立ちます。

人口流出が特に激しい大槌町。せっかく土地が整備され、新しく住める、働ける、商売が出来る、となっても、すでに避難して別の地で生活が成り立ってしまった人たちは帰りにくい状況です。それがこの空洞化を生みます。

共同通信が集計した岩手、宮城、福島の3県沿岸部の再整備エリア内にある私有地の内、少なくとも東京ドーム25個分の116ヘクタールは用途が未定で、家が建つかどうか決まっていない、と報道されました。

東京ドーム25個分の空き地があるという事です。すごい面積です。

事業が長期化したこともあり、すでに生活再建を別の場所で成り立ててしまっている人が多く、やはり遅かったのかと残念でなりません。少しでも多くの人々が地元に戻れることを祈っています。


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本文:南部美人 五代目蔵元
東京農業大学客員教授

久慈 浩介