いつも予備のバッテリーを持ち歩くのはとても大事 | 東北の小さな酒蔵の復興にかける熱い想い【第76回】

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町。前にも書きましたが、大きな被害を受けた大槌町の庁舎の解体問題で、町が二分化しそうなほどまで発展しています。

 解体を進めたい町長と住民の皆さん、解体を止めて震災遺構として後世に残したい住民の皆さん。町議会では、ギリギリの差で解体を「可決」したのですが、解体がスタートしたら、アスベストなどの処理の問題が発生し、ストップしました。その間にも、解体を差し止める訴訟がおき、流動的な状況です。今後どうなるかはまだ分かりませんが、アスベストの問題はクリアになり、今月あたりから解体が進むようです。

 震災から7年以上経過しても、遺族の心情というのは答えが一つではないのだと痛感しています。

 東日本大震災以降、熊本の大震災、そして先日の西日本豪雨、さらに北海道の地震、日本は大きな災害にぶつかる度に成長していると信じたいものです。

 北海道の地震では、北海道全部の世帯が停電になってしまう非常事態になりました。あの映像には本当に驚きました。現代の人間の生活がどれだけ電気に頼り切っているか。


 さらに北海道と言えば日本の観光の名地です。インバウンドの皆さんも多数おり、あの地震で停電した時には多くの外国人観光客が行き場を失い、町を彷徨う姿が映し出されました。

 逆の立場で私達が海外であのような状況になったら、同じ避難難民になりかねないな、と思いました。特に大都市札幌ではすごかったようです。

 そんな中でも日本人は素晴らしいな、と感じる事がありました。レストランでは冷蔵庫などもとまりますので、食材がそのままでは悪くなるため無料で炊き出しをしたお店が多数あったようです。

 温泉や入浴施設はお風呂を無料開放してくれて、たくさんの人の善意で多くの方々が救われました。

 それ以上に今回の北海道の地震でも感じたのは、携帯のバッテリー問題です。2日も停電すれば、携帯のバッテリー充電が切れます。災害の時は特に情報をこまめに携帯でチェックしますので、バッテリーの減りもいつも以上に早いです。今回もかなりの充電難民が出たようで、携帯はもうライフラインの1つなんだと感じました。

 東日本大震災以上に重要視される携帯電話。いつも予備のバッテリーを持ち歩くのはとても大事なので、意識してこれからも生活したいです。


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現在トロントで楽しめる南部美人のお酒は、「南部美人純米吟醸」とJALのファーストクラスで機内酒としても採用されている、「南部美人純米大吟醸」の二種。数多くの日本食レストランで賞味することが可能。

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本文:南部美人 五代目蔵元
東京農業大学客員教授

久慈 浩介