日本食文化をカナダで広めてきた『舞レストラン』が長年の地元常連客とともに盛大に30周年記念パーティーを開催!

家族とともにオークビルで愛し愛され、30年。

1987年10月17日にオークビルにオープン、現在に至るまで30年間地元の人々に愛され続けてきた、舞レストラン。 2012年からは、地元オークビルの街に感謝の思いを伝えたいと、ファンドレージングイベントを継続的に開催。25周年だった2012年には、10月1週間分の売り上げ、そしてオークションの売り上げを合わせ、10万ドルという金額を全額新しく建設中のオークビルホスピタルに寄付するという地域貢献を果たした。そして昨年までで17万4千ドルもの額をオークビルホスピタルに寄付するなど、地元の社会貢献に積極的に取り組んでいる。

奥様、娘さんとともに

オークビルホスピタル・ファウンデーションCEOのメアリー・マクファーソン氏

創業より30年間もの間、同店を導いてきた店主の青木基明オーナーシェフは、30周年を祝う特別パーティーのこの日、地元常連客らを前に「1952年に仙台で生まれた私は3歳の時に東京に引っ越し、そこで両親はレストランを始めました。その時よりレストラン経営をする両親の背中を見て育った私は、それがどんなに大変かを知っていながら、これしか自分にはないのだという思いでなんとか今まで続けてきました。妻をはじめ子供達全員が、私がこのレストランを経営するのをサポートしてくれています。本当に心から感謝しています。」と長年支えてくれた家族への感謝を述べた。

その後、一からこのレストランを築き上げるまでの苦労や困難やお母様との思い出など、家族みんなで力を合わせてオークビルで成長してきたストーリーを青木シェフらしく、ユーモアを織り交ぜながら明るく楽しく語った。

趣味だったドラムを再開しサプライズで演奏

青木さんは、元スタッフの太郎さん(左)、伊藤さん(中央)とともに深夜まで当時を振り返り、語り続けた

長年、舞レストランが寄付を続けているオークビルホスピタル・ファウンデーションのCEOであるメアリー・マクファーソン氏は、「青木シェフをはじめ、舞レストランの皆様、30周年本当におめでとうございます。これまで青木シェフ、そして舞レストランに関わる皆様が我々にしてくださったサポートは感謝してもし尽くせません。病院のスタッフや患者の皆さんを代表し、ここに感謝の意を表します。」と謝辞を述べた。

青木さんと夫婦二人三脚でずっとお店を支えてきた奥様の千紗さんは本誌に対して、「夢中で駆け抜けた30年は短いようで長かったです。今となっては振り返ってみると良いことだけしか覚えていません。こちらに住む方々が私たちの日本料理を受け入れてくださり、子供達もこの街で元気に育つことができ、心からありがたく思っています。5年前から続けているファンドレージングには、このお店はもちろん、家族みんなが成長できた感謝の気持ちが込められています。」とこれまでの歩みを振り返って感想を述べてくれた。夜中でも仕事が終わった後でも何時間でも良く語り合うというほど仲良しであるご主人に対して、「朝起きたらすぐに仕事に出て行ってしまうくらい仕事熱心な人ですが、これからはあまり無理をせず、ビジネスだけではなく自分の趣味も楽しんで欲しいと思います。」と愛が溢れるメッセージを残してくれた。


パーティーには、お店の創業当時より通い続ける常連客や、過去に舞レストランで働いたスタッフの皆さんなど大勢の人々で賑わい、舞レストランの今も昔も変わらぬ味に舌鼓を打ちながら、それぞれ思い出話に花を咲かせていた。当日は、お客さんの誰にお話を聞いても、皆さん青木ご夫妻のことを心から尊敬していると口を揃えた。このお店がなぜこんなにも愛されて続けているのかという理由がはっきりと見えた瞬間だった。

当日アメリカから駆けつけた元スタッフだった伊藤泰司さんは、「舞レストランには私が30代の頃にお世話になっていました。今回は25周年の時以来、5年ぶりに訪れましたが、昔よく通っていたお客様の顔も見かけたり、当時のことを鮮明に思い出せたりと、なんとも感慨深い気持ちになります。青木ご夫妻には本当にお世話になりました。仕事終わりに毎日のように晩酌したり、鍋をつついたり、 お二方は私にとってカナダのお姉さん、お兄さんみたいな存在です。」と語ってくれた。


また現在Taro’s Fishを営むオーナーの秋山太郎さんも舞レストランの元スタッフで、本誌に対して、「当時働いていた時、毎晩働いた後に青木さんは私たちに鍋を振る舞ってくれていました。スタッフに対して非常に気前が良く、あの時に食べていた鍋の味は今でも覚えています。同じ釜の飯を食べる仲間、という強い絆を今も感じています。舞レストランにお世話になって巣立っていったレストラン関係者は本当にこのカナダに多く、今でもみんな感謝し続けています。」と語ってくれ、青木さんご夫妻や伊藤さんとの昔話に盛り上がっていた。

青木さんにあらためて30年を迎えられたこと、そしてオークビルへの社会貢献の意義を聞くと、「30年、ここまで続けてこれるとは自分でも思ってもみませんでした。店が成長するとともに、僕自身も成長している途中なので、まだまだリタイアはできません。オリンピックではどこの国よりもカナダを応援するくらいカナダのことが大好きですし、このオークビルという街は僕にとって命のような存在です。」とオークビルへの感謝の気持ちを述べてくれた。


現在、オークビルに二つのロケーションを構える、舞レストラン。今後も舞レストランは、青木さんご夫妻と家族、そしてスタッフの皆さんが奏でるあたたかくて美味しい日本料理と雰囲気でみんなのお腹と心を満たし、人々の笑顔が溢れるお店であり続けることだろう。


■Mye

Japanese Restaurant
143 Church St. Oakville ON (Downtown Oakville)
905-849-8989

■Mye 2

Japanese Restaurant
360 Dundas St. E Oakville ON (Longo’s Plaza)
905-257-7747

www.myerestaurant.ca