H.I.S.オススメ オトナの旅 〜アトランティックカナダ〜


トランティックカナダと聞いてどこが思い浮かぶだろう。アトランティックカナダとは、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド&ラブラドール州、ノバスコシア州、プリンスエドワード島の4州のことをいう。今回はノバスコシア州とプリンスエドワード島にスポットを当ててみようと思う。

朝9時過ぎ、友人と一緒にサンドイッチを片手にドライブに出かけた。シャーロットタウンから北東方向に進んでいくと、赤土のじゃがいも畑が目に飛び込んできた。そう、この赤土こそがプリンスエドワード島の特徴の一つだ。プリンスエドワード島は島全体が赤土でできている。永遠と続く平地はいつもより空を近くに感じさせてくれた。トロントで生活をしていると日本より空を近くに感じるものの、どこかやっぱり都会で…でもここの空は本当に澄んでいてきれいだ。約1時間後、最初の目的地サンダーコーブというところに着いた。サンダーコーブとは砂岩が風や雨、波によって削られてできた天然の赤土アーチやオブジェのことで、ある一定のコンディションでしかできない。自然が作る形はとてもユニークだ。ここが私がプリンスエドワード島で一番好きな場所かもしれない。

サンダーコーブを後にし、ノバスコシア州とプリンスエドワード州を結ぶコンフェデレーションブリッジに車を進めた。およそ10分のコンフェデレーションブリッジを渡り、ハリファックスを目指す。ハリファックスまで3時間。ハイウェイからの景色は日本では絶対に見ることができないほど壮大だ。それだけこのカナダという国が大きいということを実感させられる。見てるだけで、感動する。


しばらくして、ハリファックスという18世紀の街並みがそのまま残された港街に着いた。ハリファックスはイギリス軍のエドワード・コーンウォリス大佐が2500人の兵士を連れて入植し、開拓したのが始まりだ。そんなハリファックスの街と海を見渡すことができるのがハリファックスシタデル。ハリファックスの丘の上に建てられた要塞で、イギリス軍がフランス軍からの攻撃を防ぐために建てられた。形が八角形になっている。この形をしたシタデルは日本の函館市にある『五稜郭』のモデルにもなっている。丘の上には街のシンボルともいえるオールドタウンクロックが港を見下ろしている。

ハリファックスをあとにし、ペギースコーブへ向かう。ハリファックスから車で約45分のところにある人口60人ほどの小さな漁師の村だ。村を歩ていると、ロブスターを捕まえるためのしかけがあちらこちらにある。それを横目に、灯台を目指して歩いていく。ここの灯台は映画『ハナミズキ』のロケ地にもなっている。どの角度から撮っても絵になるペギースコーブだが、むき出しの岩棚にそびえ立つ灯台はとくに美しい。


灯台を背に、ハイウェイ#3を南下していくと、ユネスコ世界遺産に登録された『ルーネンバーグ』というカラフルな港町にでる。赤や青、黄色などのカラフルな家々が漁港に面して立ち並んでいる。北米で最も美しいと言われている『ルーネンバーグ』はまるで絵葉書のように美しい。これらの家々のカラフルさは、船用の塗装で使うペンキの余りで塗られているのだとか…。街にはたくさんのアートギャラリーや雑貨屋もたくさんあって散策するのが楽しい。

まだまだ隠れた魅力がいっぱいのアトランティックカナダ。今まで見たことのない絶景を見ることができるかもしれないこの壮大な大地があるカナダ。この夏、アトランティックカナダのドライブルートを旅してみてはいかがだろうか。